吾妻山の噴火警戒レベルを1へ引下げ

報道発表日

令和元年6月17日

概要

 吾妻山では、大穴火口から概ね1.5kmの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなりました。

本文

 吾妻山では、5月初めからみられていた大穴火口方向上がりの傾斜変動は、5月9日に大穴火口方向下がりに変化し、現在は概ね停滞しています。火山性地震は5月5日頃から多い状態で経過していましたが、その後徐々に減少し、5月27日以降は少ない状態となっています。また、火山性微動は5月15日以降観測されていません。
 大穴火口から概ね1.5kmの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなったものと考えられることから、本日(17日)11時00分に噴火予報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げました。

 大穴火口や旧火口周辺では、火山ガスの噴出が認められており、熱活動も継続していることから、火山灰や高温の土砂、熱水等が突発的に噴出する可能性があります。また、硫黄平橋周辺でも火山ガスに注意が必要です。地元自治体の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
 なお、火山性地震が多発するなど、火山活動の高まりが認められれば、再び噴火警戒レベルを引き上げます。

問合せ先

気象庁地震火山部火山課 高木
電話:03-3212-8341(内線4538)

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