2018年(平成30年)の世界の主な異常気象・気象災害(速報)
~北半球の夏を中心に世界各地で異常高温が発生 ~
報道発表日
平成30年12月21日
概要
- 北半球の夏を中心に世界各地で異常高温が発生しました。
- 世界各地で大雨や干ばつなどの災害が発生しました。
本文
2018年は、北半球の夏を中心に世界各地で異常高温が発生しました。
特にヨーロッパや東アジア、米国南西部 などでは記録的な高温となりました。
一方、東日本~西日本(6~7月)、インド(6~9月)、ナイジェリア(7~9月)、
東アフリカ北部~中部(3~5月)では大雨による多数の死者を伴う災害が発生し、
アルゼンチン北部及びその周辺(1~3月)、オーストラリア南東部(1~9月)では
干ばつによる農業への深刻な被害が伝えられました。
2018年に発生した世界の主な異常気象・気象災害は以下のとおりです。

- アラスカ北西部~東シベリア東部の高温(1~4、9~10月)
- 東シベリア北西部~中央シベリア北西部の高温(6、8、10月)
- モンゴル中部及びその周辺の多雨(1、7~9月)
- 北日本~中国北西部の高温(3~8月)
- 東日本~西日本の大雨(6~7月)
- ミクロネシア北西部~東南アジア中部の高温(2、5、7~8、10~11月)
- インド北部の砂じん嵐・雷雨(5月)
- インドの大雨(6~9月)
- 中央アジア南部~南アジア南東部の高温(1、3、5~6、8、11月)
- 中東及びその周辺の高温(2~3、5~6、9月)
- スカンディナビア半島北部の高温(5、7、11月)
- ヨーロッパ中部及びその周辺の少雨(2、5~10月)
- ヨーロッパ中部~南部の高温(1、4~10月)
- ヨーロッパ南部~北アフリカ北西部の多雨(1~6、8~10月)
- 西アフリカ西部~中部アフリカ北西部の高温(6、8~9、11月)
- ナイジェリアの大雨(7~9月)
- 東アフリカ北部~中部の大雨・トロピカルストーム(3~5月)
- モーリシャス~南アフリカ北西部の高温(6、8~9月)
- 米国北東部~南部の多雨(2、5、8~11月)
- 北米南部~中米中部の高温(2、5~9月)
- 米国西部の森林火災(7~9、11月)
- ブラジル北東部の高温(6、8、9月)
- アルゼンチン北部及びその周辺の干ばつ(1~3月)
- アルゼンチン北部~中部の高温(2、4、9月)
- オーストラリア東部~南部の高温(1、3~4、7、10~11月)
- オーストラリア南東部の干ばつ(1~9月)
※本資料は、1~11月までのデータをもとに、速報としてまとめたものです。 12月までのデータに基づく資料は、平成31年1月15日にホームページで発表します。
問い合わせ先
地球環境・海洋部 気候情報課 異常気象情報センター 担当 上口・足立
電話03-3212-8341(内線3157) FAX 03-3211-8406
資料全文
- 本紙 [PDF形式:178KB]
- 別紙(異常気象発生地域分布図、概況) [PDF形式:305KB] 別紙の記載内容に誤りがあったため、差し替えました(2018年12月21日 17時20分)。 (修正箇所 2ページの中国カンスー(甘粛)省トゥンホワン(敦煌)、及び宮城県仙台の気温)
関連資料
- 世界の天候
世界各国の観測データを元に、気象庁で作成・編集した世界の天候に関する図表や数値データを掲載しています。
- 世界の異常気象
世界各地の異常気象・気象災害に関する情報を、週、月・季節・年ごとにとりまとめて発表しています。