台風第20号について(8月22日)
報道発表日
平成30年8月22日
本文
・強い台風第20号は、22日9時現在、小笠原諸島の南西海上を北西へ進んでいます。今後発達し、非常に強い勢力となり、23日は四国の南を北上し、23日午後に少なくとも強い勢力を保ったまま、西日本にかなり接近し、上陸する見込みです。24日朝には、日本海西部に達し、25日は北海道へ近づくでしょう。
・台風第19号の影響により、紀伊半島から九州の太平洋側の南東向きの斜面を中心に、多いところで300ミリを超える大雨となっています。これらの地方では、台風第20号の接近により23日にかけて湿った東よりの風が続くため、大雨が続く見込みです。その後は西日本を中心に、台風本体の雨雲により、23日午後から24日にかけて非常に激しい雨が降り、局地的には1時間80ミリ以上の猛烈な雨となる見込みです。24日12時までの24時間の雨量が多いところで四国地方と近畿地方、東海地方で600から800ミリなど広い範囲で大雨となるおそれがあります。瀬戸内海に面した地域でも雨量が多くなるでしょう。
・台風の接近に伴い、西日本を中心に風が急に強まり、23日午後から24日にかけ、猛烈な風が吹き、海は猛烈なしけとなる見込みです。
・年間で潮位の高い時期にあたり、西日本では、特に瀬戸内海を中心に、台風が接近・通過する時間帯を中心に高潮のおそれがあります。
・平成30年7月豪雨の被災地も含めて、大雨による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、暴風、うねりを伴った高波、高潮に厳重に警戒し、落雷、竜巻などの激しい突風に十分注意してください。各地の気象台の発表する警報・注意報など気象情報に留意するとともに、危険度分布を活用し、市町村の避難勧告等に従って、夜間を避けて、早め早めの避難をお願いします。
今後の予想を含めた最新の情報は各地の気象台が発表した気象情報をご利用ください。
問い合わせ先
本報道発表に関するお問い合わせ:
気象庁予報部予報課 03-3211-8303
資料全文
- 台風第20号について(8月22日)[PDF形式:1.8MB] ※pdfファイルの8ページ目を一部最新の情報に更新しましたのでお知らせいたします。(8月22日12時)
最新の気象情報
- 気象警報・注意報(雨,洪水,暴風(雪),波浪,高潮,大雪などによる、災害への警戒・注意を呼びかける)
- 危険度分布(どこで土砂災害、浸水害、洪水害の危険度が高まると予測されているかを地図上で表示)
- 各地の気象情報(気象概況や大雨の見通し)
- 台風情報(台風の位置・強さ・速度などの解析・予報、大雨や暴風の見通し)
- 指定河川洪水予報(国や都道府県の管理する主な河川の氾濫の危険度を予測)
- 土砂災害警戒情報(命に危険が及ぶ土砂災害の発生が切迫したときに厳重な警戒を呼びかける)
- 最新の気象データ
雨雲の動き(高解像度降水ナウキャスト) レーダー・ナウキャスト 今後の雨(降水短時間予報)
降水の状況(観測データ) 風の状況(観測データ) 衛星画像

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