2017年(平成29年)の日本の天候
報道発表日
平成30年1月4日
概要
2017年(平成29年)は、梅雨の時期に「平成29年7月九州北部豪雨」など記録的な大雨となった所がありました。8月は北・東日本太平洋側で、10月は北~西日本で曇りや雨の日が多く、不順な天候となりました。沖縄・奄美では、夏から秋にかけて顕著な高温が持続しました。
本文
2017年(平成29年)の天候の特徴は以下のとおりです。
- 梅雨の時期は、「平成29年7月九州北部豪雨」など記録的な大雨が発生
梅雨前線の活動が活発となった時期があり、「平成29年7月九州北部豪雨」など記録的な大雨となった所があった。新潟県や秋田県などでも大雨となった日があった。 - 8月に北・東日本太平洋側で不順な天候
8月はオホーツク海高気圧が出現し、北・東日本太平洋側には冷たく湿った空気が流れ込んだため、曇りや雨の日が続く不順な天候となった。 - 10月は北~西日本では顕著な多雨・寡照
10月は、秋雨前線や台風の影響を受けやすかったため、北~西日本では月降水量がかなり多く、月間日照時間がかなり少なかった。西日本の月降水量は、記録的に多かった。 - 沖縄・奄美は夏から秋にかけて顕著な高温が持続
沖縄・奄美では、夏は太平洋高気圧に覆われ晴れた日が多く、秋には南から暖かい空気が流れ込みやすかったため、気温のかなり高い状態が続いた。8月、9月は、2か月続けて記録的な高温となった。
問い合わせ先
観測部 計画課情報管理室 担当 福重(観測値や記録について)
電話03-3212-8341(内線4154) FAX 03-3217-3615
地球環境・海洋部 気候情報課 担当 竹川(天候の解説について)
電話03-3212-8341(内線3154) FAX 03-3211-8406
資料全文
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毎月はじめに報道発表資料として公表されている「月の天候」や「季節の天候」を元に、最新のデータを追加した上で、そのような状況をもたらした大気の流れの特徴との関連を加えてまとめたもので、毎月15日頃に更新されます。
- 過去の報道発表資料
毎月はじめに報道発表資料として公表した資料です。最新および詳細な状況については、上記の「日本の天候」を参照してください。