1月の天候
報道発表日
平成29年2月1日
概要
2017年(平成29年)1月の天候の特徴は以下のとおりです。
- 月平均気温は沖縄・奄美でかなり高く、東・西日本で高かった
上旬と下旬後半に冬型の気圧配置が緩み、顕著な高温となった影響で、月平均気温は沖縄・奄美でかなり高く、東・西日本で高かった。 - 中旬から下旬前半にかけては全国的に寒気が流れ込み、日本海側を中心に大雪となった
中旬から下旬前半にかけては冬型の気圧配置が強まり、全国的に気温が平年を下回った。また、日本海側では中旬は東北地方から山陰にかけて、下旬前半は西日本を中心に大雪となり、太平洋側でも大雪となった所があった。 - 西日本では日照時間がかなり多かった
西日本太平洋側では低気圧や前線の影響を受けにくかった。また、西日本日本海側では、寒気の影響を受ける時期はあったものの、月としては寒気の影響が弱かった。このため、西日本では日照時間がかなり多かった。
本文
1 概況
上旬と下旬後半は冬型の気圧配置が続かず、寒気の南下が弱かったため、気温が顕著に高くなった日があった。一方、中旬から下旬前半にかけては日本付近に寒気が南下し、冬型の気圧配置が強まった。全国的に気温が平年を下回り、日本海側では中旬は東北地方から山陰にかけて、下旬前半は西日本を中心に大雪となり、広島(広島県)で15日に19cmの積雪となるなど、太平洋側でも大雪となった所があった。
月平均気温は、上旬と下旬後半の顕著な高温の影響で、沖縄・奄美でかなり高く、東・西日本で高かった。また、西日本では、太平洋側では冬型の気圧配置が緩んだ時期も低気圧や前線の影響を受けにくかったことから、日本海側では寒気の影響を受ける時期はあったものの、月としては寒気の影響が弱かったことから、いずれも日照時間がかなり多かった。
2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値
(1)平均気温
沖縄・奄美でかなり高く、東・西日本で高かった。西表島(沖縄県)で月平均気温の高い方から1位の値を更新した。北日本では平年並だった。
(2)降水量
沖縄・奄美でかなり少なく、北日本で少なかった。留萌(北海道)、宮古島(沖縄県)で月降水量の少ない方から1位の値を更新した。東・西日本で平年並だった。
(3)日照時間
西日本でかなり多く、北日本日本海側と東日本で多かった。北日本太平洋側と沖縄・奄美で平年並だった。
(4)降雪・積雪
降雪の深さ月合計は西日本太平洋側で多かった。北日本日本海側でかなり少なく、北日本太平洋側と東日本日本海側で少なかった。東日本太平洋側と西日本日本海側で平年並だった。
月最深積雪は、西日本で多いところが多かった。
問い合わせ先
(観測値や記録について)
気象庁観測部計画課情報管理室
電話 03-3212-8341(内線)4154
(天候の解説について)
気象庁地球環境・海洋部気候情報課
電話 03-3212-8341(内線)3154
資料全文
関連資料
- 日本の天候
毎月はじめに報道発表資料として公表されている「月の天候」や「季節の天候」を元に、最新のデータを追加した上で、そのような状況をもたらした大気の流れの特徴との関連を加えてまとめたもので、毎月14日頃に更新されます。
- 過去の報道発表資料
毎月はじめに報道発表資料として公表した資料です。最新および詳細な状況については、上記の「日本の天候」を参照してください。