竜巻等突風の強さの評定の改善について ~「日本版改良藤田スケール」の策定~
報道発表日
平成27年12月21日
概要
気象庁では、「竜巻等突風の強さの評定に関する検討会」における検 討結果を踏まえ、竜巻等突風の強さをより精度良く評定できる「日本版 改良藤田スケール」を策定しました。
本文
気象庁では、平成24年5月に茨城県等で発生した甚大な竜巻被害を受
け、竜巻等突風の強さ(風速)をより的確に把握するため、平成25年7
月より、「竜巻等突風の強さの評定に関する検討会」(会長:田村幸雄
東京工芸大学名誉教授)を開催し、その方策について検討を進めてきま
した。
今般、検討結果を踏まえ、従来評定に用いてきた「藤田スケール」を
最新の風工学の知見を基に改良した「日本版改良藤田スケール」を策定
しました。これにより、日本の建築物等の被害状況から、竜巻等突風の
強さをより精度良く評定することが可能となります。気象庁では、この
日本版改良藤田スケールを用いた竜巻等突風の強さの評定を、平成28年
度より開始する予定です。
日本版改良藤田スケールの特徴や使い方等の詳細については、「日本
版改良藤田スケールに関するガイドライン」をご参照ください。
問い合わせ先
気象庁観測部計画課情報管理室
電話 03-3212-8341(内線4150)