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雌阿寒岳の火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)を解除

報道発表日

平成27年11月13日

概要

本日(13日)14時00分に雌阿寒岳の火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)を解除し、噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)に引き下げました。

本文

 雌阿寒岳では、7月26日から火山性地震の活動が活発化するとともに、熱活動活発化の兆候が確認され、噴火に至った2008年と同程度にまで熱活動域が拡大する可能性が高いと判断されたため、7月28日に火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)を発表していました。

 火山性地震は8月に入り徐々に減少し、8月下旬以降約2ヶ月間少ない状態で経過しています。10月に実施した現地調査では地熱域のわずかな拡大や噴煙の勢いの増大等がみられていましたが、11月2日から5日にかけて実施した現地調査では、地熱域のさらなる拡大等は観測されず、2008年噴火前の活動と比較して熱活動の高まりは小規模なものに留まっています。
 これらのことから、雌阿寒岳では噴火が発生する可能性は低くなったものと考えられます。

 ポンマチネシリ96-1火口近傍の地下における熱活動の活発化の可能性を示す全磁力の変化は継続していますので、今後の火山活動の推移に注意してください。

 なお、雌阿寒岳は活火山であることから、火口内に影響する程度の噴出現象は突発的に発生する可能性がありますので、火口内や近傍では火山ガスや火山灰噴出に対する注意が必要です。

問い合わせ先

気象庁地震火山部火山課
電話 03-3212-8341(内線 4538)

資料全文


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