2014年(平成26年)の世界の天候(速報)
報道発表日
平成26年12月22日
概要
- マレーシアからインドネシア、アフリカ西部、マダガスカル北部及びその周辺、カリブ海周辺など低緯度域の各地で、6月以降に異常高温となる月が多かった。
- 米国中西部及びその周辺では異常低温となる月が多く、一方、米国南西部からメキシコ北西部にかけてはほぼ1年を通して異常高温となり、米国南西部は干ばつが続いた。
- アフガニスタン北部(4~6月)、インド各地(7~9月)、ネパール(8月)、パキスタン(9月)などでは、大雨により大きな気象災害が発生した。
本文
2014年に発生した主な異常気象・気象災害は以下のとおりです。
- 日本の大雨(8月)
- 中国北東部・東部の干ばつ(6~8月)
- 西シベリア南部の低温(7、9~10月)
- 中央アジア南部の低温(2、10~11月)
- フィリピンの台風(7月)
- マレーシア~インドネシアの高温(6~7、10~11月)
- インド・ネパール・パキスタンの大雨(7~9月)
- アフガニスタン北部の洪水、地すべり(4~6月)
- ヨーロッパ南東部の多雨(5~6、8~9月)
- ヨーロッパ南部の高温(2、4、10~11月)
- ヨーロッパ西部の多雨(1~2、5、7~8、11月)
- アフリカ西部の高温(6~7、11月)
- マダガスカル北部及びその周辺の高温(7~8、10~11月)
- アラスカ西部の高温(1、8、11月)
- 米国中西部及びその周辺の低温(1~3、7、11月)
- 米国カリフォルニア州の干ばつ(1~11月)
- 米国南西部~メキシコ北西部の高温(1~11月)
- カリブ海周辺の高温(6~7、11月)
- ブラジル南部及びその周辺の高温(1~2、9~10月)・多雨(6~7、9~10月)
- オーストラリア南部の高温(5、9~10月)
なお、世界の異常気象に関する最新の情報は、気象庁ホームページの「世界の異常気象」で毎週更新しています。
問い合わせ先
気象庁 地球環境・海洋部 気候情報課 異常気象情報センター
03-3212-8341(内線3157)