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11月の天候

報道発表日

平成26年12月1日

概要

2014年(平成26年)11月の天候の特徴は以下のとおりです。

  • 全国的に高温
    日本付近は中旬を除き北からの寒気の影響が弱く、上旬は北・東日本で気温が高く、下旬は全国的に気温がかなり高かった。このため、全国的に月平均気温が高くなった。
  • 北日本日本海側で少雨、多照
    中旬を除き北からの寒気の影響が弱かったため、北日本日本海側では降水量がかなり少なく、日照時間はかなり多かった。
  • 中旬に強い寒気が南下
    13日から15日にかけて冬型の気圧配置が強まり、強い寒気が流れ込んだため、北日本では局地的に大雪となり、東・西日本と沖縄・奄美では中旬の平均気温が低くなった。

本文

1 概況
 低気圧と高気圧が交互に通過し、全国的に天気は数日の周期で変わった。上旬は、東・西日本太平洋側では気圧の谷や前線の影響で曇りや雨の日が多く、日照時間が少なかった。また、3日から4日にかけては日本海の低気圧が発達しながらオホーツク海に進み、北日本を中心に大荒れの天気となった。中旬は冬型の気圧配置の日が多く、日本海側では曇りや雨または雪、太平洋側では晴れの日が多くなった。特に13日から15日にかけては冬型の気圧配置が強まり、日本付近に強い寒気が流れ込んだため、北日本と東日本日本海側では大荒れの天気となり、札幌では15日に25cmの最深積雪となるなど、北日本では局地的に大雪となった所があった。また、東・西日本と沖縄・奄美では旬平均気温が低くなった。下旬の前半は移動性高気圧に覆われ全国的に晴れた日が多かった。後半は低気圧や前線が短い周期で日本付近を通過したため、東・西日本や沖縄・奄美では雨の降った日が多く、西日本日本海側では旬降水量がかなり多くなった。特に、25日から26日にかけては低気圧が本州南岸を東進したため東・西日本を中心にまとまった雨となり、27日から28日にかけては気圧の谷の影響で先島諸島では大雨となった。また、南からの暖かい空気が流れ込みやすかったため、全国的に気温がかなり高くなった。
 月としては、中旬を除き寒気の影響が弱かったため、全国的に気温が高く、北日本日本海側では降水量がかなり少なく、日照時間がかなり多かった。

2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値
(1)平均気温
 全国的に高かった。
(2)降水量
 北日本日本海側でかなり少なく、東日本日本海側で少なかった。西日本日本海側と北・東・西日本太平洋側、沖縄・奄美では平年並だった。
(3)日照時間
 北日本日本海側でかなり多く、沖縄・奄美で多かった。一方、東日本太平洋側では少なかった。北日本太平洋側、東日本日本海側と西日本は平年並だった。

問い合わせ先

(観測値や記録について)
 気象庁観測部計画課情報管理室
 電話 03-3212-8341(内線)4154
(天候の解説について)
 気象庁地球環境・海洋部気候情報課
 電話 03-3212-8341(内線)3154

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