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春(3~5月)の天候

報道発表日

平成26年6月2日

概要

2014年(平成26年)春(3~5月)の天候の特徴は以下のとおりです。

  • 北日本から西日本にかけては、日照時間がかなり多かった
    北日本から西日本にかけては、期間を通して高気圧に覆われる日が多く、春の日照時間がかなり多かった。東日本日本海側、東日本太平洋側、西日本日本海側では、統計を開始した1946年以降最も多かった。
  • 気温は、東・西日本で高く、沖縄・奄美で低かった
    東・西日本では、寒気が南下し低温となる時期もあったが、3月下旬と5月下旬に南から暖かい空気が流れ込み、気温が平年を大幅に上回ったことなどから、春の平均気温は高かった。沖縄・奄美では、冷涼な高気圧や寒気の影響を受けて気温の低い日が多く、春の平均気温は低かった。

本文

1 概況
 北日本から西日本にかけては、低気圧と高気圧が交互に通り、天気は数日の周期で変わったが、高気圧に覆われ晴れる日が多かったことから、北・東・西日本では、春の日照時間がかなり多く、東日本日本海側で平年の118%、東日本太平洋側で平年の122%、西日本日本海側で平年の118%と、統計を開始した1946年以降で最も多くなった。降水量は、北日本日本海側と西日本では少なかったが、低気圧の通過時にまとまった降水があったことから、北日本太平洋側と東日本は平年並だった。特に、3月は、低気圧がたびたび発達したため、所々で大雨や大雪となる日もあり、東日本日本海側の月降水量は、3月としては1946年以降で最も多くなった。気温は、東日本では3月上旬に、西日本では3月上旬、4月上旬、5月上旬に寒気が入り低くなったが、3月下旬と5月下旬は南から暖かい空気が流れ込み、気温が平年を大幅に上回ったことなどから、東・西日本では春の平均気温が高かった。
 沖縄・奄美では、春の前半は、低気圧と高気圧が交互に通り、天気は数日の周期で変わったが、高気圧に覆われ晴れる日が多かったため、降水量が少なく、日照時間が多い状態が続いた。春の後半は、低気圧や前線の影響を受けやすく、曇りや雨の日が多かったため、降水量が多く、日照時間が少ない状態が続いた。春を通して、冷涼な高気圧や寒気の影響を受ける日が多く、春の平均気温は低かった。

2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値
(1)平均気温
 東・西日本では高かった。一方、沖縄・奄美では低かった。北日本は平年並だった。
(2)降水量
 北日本日本海側、西日本で少なかった。寿都(北海道)では、春の降水量の少ない方からの一位を更新した。北日本太平洋側、東日本、沖縄・奄美は平年並だった。
(3)日照時間
 北・東・西日本でかなり多かった。室蘭(北海道)、宇都宮(栃木県)、舞鶴(京都府)など17地点で春の日照時間の一位を更新した。沖縄・奄美は平年並だった。

問い合わせ先

(観測値や記録について)
 気象庁観測部計画課情報管理室
 電話 03-3212-8341(内線)4154
(天候の解説について)
 気象庁地球環境・海洋部気候情報課
 電話 03-3212-8341(内線)3154

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