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5月の天候

報道発表日

平成26年6月2日

概要

2014年(平成26年)5月の天候の特徴は以下のとおりです。

  • 東・西日本では、降水量が少なく、日照時間がかなり多かった
    本州付近は高気圧に覆われることが多かったため、東・西日本では月降水量が少なく、月間日照時間がかなり多かった。東・西日本太平洋側、西日本日本海側の月間日照時間は、5月としては統計を開始した1946年以降最も多い値となった。
  • 沖縄・奄美では、降水量が多く、日照時間がかなり少なかった
    沖縄・奄美では、南から湿った気流が入りやすく、前線の活動が活発だったため、降水量が多く、日照時間がかなり少なかった。
  • 気温は、北・東日本で高かった
    北・東日本では、南から暖かい空気が入り、気温が平年を大幅に上回る時期があったため、月平均気温は高かった。

本文

1 概況
 月を通して日本付近を低気圧と高気圧が交互に通り、北日本から西日本にかけては、天気は数日の周期で変わったが、東・西日本を中心に高気圧に覆われて晴れる日が多かった。このため、月降水量は少なく、月間日照時間は、東・西日本ではかなり多くなった。東日本太平洋側、西日本太平洋側、西日本日本海側の月間日照時間は、それぞれ平年の137%、130%、135%と、5月としては統計を開始した1946年以降最も多い値となった。一方、沖縄・奄美は、低気圧や前線の影響で曇りや雨の日が多かった。南から湿った気流が入りやすく前線の活動が活発だったことから、月降水量が多く、月間日照時間がかなり少なくなった。気温は、上旬前半、中旬前半、下旬後半に南から暖かい空気が入り、北日本を中心に平年を大幅に上回ったため、北・東日本では月平均気温が高かった。特に下旬後半は、最高気温が30℃以上の真夏日となり、各地で5月の気温の最も高い値を更新した。

2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値
(1)平均気温
 北・東日本で高かった。函館(北海道)、むつ(青森県)、盛岡(岩手県)などの3地点では、5月の平均気温の高い方からの一位を更新した。西日本と沖縄・奄美は平年並だった。
(2)降水量
 沖縄・奄美で多かった。一方、東・西日本では少なかった。北日本は平年並だった。
(3)日照時間
 東・西日本ではかなり多かった。秩父(埼玉県)、尾鷲(三重県)、福岡など30地点で5月の日照時間の多い方からの一位を更新した。北日本太平洋側では多く、北日本日本海側では平年並だった。また沖縄・奄美では、かなり少なかった。

問い合わせ先

(観測値や記録について)
 気象庁観測部計画課情報管理室
 電話 03-3212-8341(内線)4154
(天候の解説について)
 気象庁地球環境・海洋部気候情報課
 電話 03-3212-8341(内線)3154

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