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1月の天候

報道発表日

平成26年2月3日

概要

2014年(平成26年)1月の天候の特徴は以下のとおりです。

  • 全国的に中旬は低温、下旬は高温
    中旬は冬型の気圧配置が強まり、全国的に気温が低くなった。一方、下旬は全国的に気温が平年を上回る日が多かった。
  • 東日本以西で日照時間がかなり多く、沖縄・奄美で降水量がかなり少なかった
    中旬は冬型の気圧配置が強まって北日本から西日本にかけての太平洋側では晴れの日が多く、下旬は東・西日本と沖縄・奄美では高気圧に覆われて日本海側でも晴れる日があったことから、東・西日本、沖縄・奄美では、月間日照時間がかなり多く、沖縄・奄美は、月降水量がかなり少なくなった。西日本日本海側、西日本太平洋側、沖縄・奄美では月間日照時間が平年の136%、127%、175%となり、1月としては統計を開始した1946年以降最も多い値を更新、また沖縄・奄美では月降水量が平年の35%となり、1月としては1946年以降では最も少ない値を更新した。
  • 降雪量は北日本と山陰の一部を除き平年並か少ないところが多かった
    中旬を中心に北日本から西日本の日本海側の所々で大雪となる日もあったものの、アメダスも含めた降雪量は、北日本の一部や山陰の一部で多いところがあったほかは平年並か平年より少ないところが多かった。

本文

1 概況
 上旬は、冬型の気圧配置が数日の周期で強まった。北日本日本海側では気圧の谷の影響を受けやすく曇りや雪の日が多かった。また、沖縄・奄美では高気圧に覆われて晴れた日があった。中旬は、冬型の気圧配置が強まり、全国的に寒気の影響が大きく気温は平年を下回った。日本海側では北日本を中心に所々で大雪となる日があった一方、太平洋側では晴れた日が多かった。下旬は、冬型の気圧配置は弱く、南からの暖かい空気が流れ込み気温が平年を大きく上回る日があるなど 、全国的に気温が平年を上回った日が多かった。また、東日本から沖縄・奄美にかけては移動性高気圧に覆われて晴れた日があった。
 北日本日本海側では、気圧の谷や冬型の気圧配置の影響を受けやすかったことから月降水量はかなり多く、月間日照時間が少なかった。一方、東・西日本と沖縄・奄美では、太平洋側では中旬に冬型の気圧配置が強まり晴れた日が多かったこと、下旬は日本海側も含め移動性高気圧に覆われる日があったことから月間日照時間がかなり多くなった。特に、西日本日本海側、西日本太平洋側、沖縄・奄美では月間日照時間が平年の136%、127%、175%となり、1月としては統計を開始した1946年以降最も多い値を更新、また沖縄・奄美では月降水量が平年の35%となり1月としては1946年以降では最も少ない値を更新した。
 アメダスも含めた降雪量は、北日本の一部や山陰の一部で多かったほかは平年並か少ないところが多かった。

2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値
(1)平均気温
 月平均気温は、西日本で高かった。北・東日本、沖縄・奄美は平年並だった。
(2)降水量
 月降水量は、沖縄・奄美ではかなり少なく、北日本太平洋側、東日本日本海側で少なかった。沖永良部(鹿児島県)、与那国島、西表島(以上、沖縄県)では1月の月降水量の少ない方からの1位を更新した。一方、北日本日本海側ではかなり多かった。東日本太平洋側、西日本は平年並だった。
(3)日照時間
 月間日照時間は、東・西日本、沖縄・奄美ではかなり多く、北日本太平洋側では多かった。若松(福島県)、富山、宿毛(高知県)、平戸(長崎県)など24地点では1月の月間日照時間の多い方からの1位を更新した。一方、北日本日本海側では少なかった。
(4)降雪・積雪
 降雪の深さ月合計は、東日本ではかなり少なく、北日本、西日本で少なかった。月最深積雪は、東・西日本を中心に平年を下回ったところが多かった。

問い合わせ先

(観測値や記録について)
 気象庁観測部計画課情報管理室
 電話03-3212-8341(内線)4154
(天候の解説について)
 気象庁地球環境・海洋部気候情報課
 電話03-3212-8341(内線)3154

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