日本の大気中の二酸化炭素濃度について
報道発表日
平成25年5月21日
概要
今年4月までに、気象庁の全ての温室効果ガス観測地点で二酸化炭素濃度の月平均値が400ppmvを超えました。
本文
気象庁は、岩手県大船渡市綾里、東京都小笠原村南鳥島、沖縄県八重山郡与那国島の国内3地点で大気中の二酸化炭素濃度の観測を実施しています。
昨年、綾里において二酸化炭素濃度の月平均値が初めて400ppmvを超えました。
今年はさらに与那国島で1月に400.7ppmv、南鳥島で4月に400.5ppmvと、それぞれ1997年と1993年の観測開始以降初めて月平均値が400ppmvを超えました。
また、綾里と与那国島の今年4月の月平均値は、それぞれ404.8ppmv、403.5ppmvとなり、3地点全てで観測開始以降最高となりました。
なお、2012年の年平均値は3地点でそれぞれ397.2ppmv(綾里)、394.9ppmv(南鳥島)、397.0ppmv(与那国島)と、全て観測開始以降最高となっています。
注1)今回発表するデータは月平均・年平均とも速報値です。速報値と確定値の差は、大きくても0.1ppmv程度の見込みです。
注2)測定の単位について、従来から質量比ではなく体積(volume)比をもとにしており、このことをより明確に示すため、ppmvと表記しています。
図等を含めた全文は、下記の「資料全文」をご参照ください。
問い合わせ先
気象庁地球環境・海洋部環境気象管理官付
電話:03-3212-8341(内4112)