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11月の天候

報道発表日

平成24年12月3日

概要

2012年(平成24年)11月の天候の特徴は以下のとおりです。

  • 北日本と東日本日本海側では月降水量がかなり多く、月間日照時間がかなり少なかった
    北日本と東日本日本海側では低気圧の影響を受けやすく、月降水量はかなり多く、月間日照時間はかなり少なかった。特に、北日本日本海側の月降水量の平年比は160%となり、1946年の統計開始以降最も多い値を更新した。また、北日本太平洋側の月間日照時間の平年比は77%となり、1946年の統計開始以降最も少ない値を更新した。
  • 月平均気温は北日本で平年並、東日本以西では低かった
    北日本では、月の前半は気温が平年を上回ったが、月の後半は平年を下回り、月平均気温は平年並だった。東日本以西では平年を下回る日が多く、月平均気温は低かった。

本文

1 概況
 北日本と東日本日本海側では低気圧の影響を受けやすく、曇りや雨または雪の日が多かった。北日本と東日本日本海側での月降水量はかなり多く、月間日照時間はかなり少なかった。特に、北日本日本海側の月降水量の平年比は160%となり、1946年の統計開始以降最も多い値を更新した。また、北日本太平洋側の月間日照時間の平年比は77%となり、1946年の統計開始以降最も少ない値を更新した。
 東日本太平洋側と西日本では、低気圧と高気圧が交互に通り天気は数日の周期で変わった。沖縄・奄美も天気は数日の周期で変わったが、上旬を中心に寒気の影響により曇りの日が多かった。
 なお、月の中旬からは、低気圧の通過後に一時的な冬型の気圧配置となり、北・東日本では降雪となった日があった。旭川と網走(共に北海道)では18日に初雪を観測したが、11月に入っても暖かい日が続いた影響で、旭川と網走の初雪は統計開始(それぞれ1889年、1890年)以降最も遅い記録を更新した。また、26日から27日にかけては低気圧が北・東日本で発達し、北海道で暴風の被害があった。
 気温は、北日本では、月の前半は暖かい空気に覆われたため平年を上回ったが、月の後半は平年を下回った。東日本以西では、概ね月を通じて気温は平年を下回った。

2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値
(1)平均気温
 月平均気温は、東・西日本、沖縄・奄美で低く、西日本で平年を1℃以上下回った。北日本では平年並だった。
(2)降水量
 月降水量は、北日本、東日本日本海側でかなり多く、東日本太平洋側、西日本で多かった。深浦(青森県)、秋田、酒田(山形県)では、11月の月降水量の多い方からの一位を更新した。沖縄・奄美では平年並だった。
(3)日照時間
 月間日照時間は、北日本、東日本日本海側でかなり少なく、西日本日本海側、沖縄・奄美で少なかった。紋別(北海道)、むつ(青森県)では11月の月間日照時間の少ない方からの一位を更新した。東・西日本太平洋側では平年並だった。

問い合わせ先

気象庁観測部計画課情報管理室
電話 03-3212-8341(内線)4154
気象庁地球環境・海洋部気候情報課
電話 03-3212-8341(内線)3154

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