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6月の天候

報道発表日

平成24年7月2日

概要

2012年(平成24年)6月の天候の特徴は以下のとおりです。

  • 西日本太平洋側で顕著な多雨
    活発な梅雨前線や台風第4号の影響が大きかった西日本太平洋側では、降水量がかなり多かった。
  • 西日本太平洋側、沖縄・奄美で日照時間がかなり少なかった
    梅雨前線や台風の影響で、西日本太平洋側と沖縄・奄美では日照時間がかなり少なかった。
  • 北日本日本海側、東日本日本海側では少雨多照
    北に偏った高気圧が北日本付近を覆ったため、北日本日本海側から東日本日本海側にかけては降水量が少なく日照時間が多かった。特に、東日本日本海側では日照時間がかなり多かった。

本文

1 概況
 月前半は梅雨前線が日本の南海上に停滞し、上旬の中頃には台風第3号が沖縄付近を通過した。一方、北日本付近は北に偏った高気圧に覆われた。月後半は梅雨前線が本州付近に停滞し、台風第4号が19日に和歌山県南部に上陸した。また、21日に台湾付近で消滅した台風第5号に伴う暖かく湿った空気の影響で、梅雨前線の活動が活発となった。一方、北日本から東日本は周期的に北に偏った高気圧に覆われた。
 降水量は、活発な梅雨前線や台風第4号の影響が大きかった西日本太平洋側でかなり多く、西日本を中心に洪水や土砂災害が発生した。一方、北に偏った高気圧に覆われた北日本日本海側から東日本日本海側にかけては、降水量が少なかった。日照時間は、梅雨前線や台風の影響が大きかった西日本太平洋側と沖縄・奄美ではかなり少なかった一方、東日本日本海側ではかなり多く、北日本日本海側で多かった。気温は、西日本で日照時間が少なかった影響で低かった。また、北・東日本太平洋側ではオホーツク海高気圧からの冷たく湿った気流の影響で低温となった時期があった。一方、月末は高気圧が北日本付近を覆ったため、北海道を中心に高温となった。

2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値
(1)平均気温
 月平均気温は、北・東日本、沖縄・奄美では平年並で、西日本で低かった。
(2)降水量
 月降水量は、西日本太平洋側でかなり多く、東日本太平洋側、沖縄・奄美で多かった。宮崎、延岡、油津(以上、宮崎県)、枕崎(鹿児島県)では、6 月の月降水量の多い方からの一位を更新した。一方、北・東日本日本海側で少なかった。北見枝幸(北海道)では、6 月の月降水量の少ない方からの一位を更新した。北日本太平洋側、西日本日本海側では平年並だった。
(3)日照時間
 月間日照時間は、西日本太平洋側、沖縄・奄美でかなり少なく、西日本日本海側で少なかった。八丈島(東京都)、尾鷲(三重県)、都城、油津(以上、宮崎県)では6月の月間日照時間の少ない方からの一位を更新した。一方、東日本日本海側ではかなり多く、北日本日本海側で多かった。北・東日本太平洋側では平年並だった。

問い合わせ先

気象庁観測部計画課情報管理室
電話 03-3212-8341(内線)4154
気象庁地球環境・海洋部気候情報課
電話 03-3212-8341(内線)3154

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