平成24年4月11日17時39分頃のスマトラ北部西方沖の地震について(第2報)
報道発表日
平成24年04月12日
本文
○地震の規模と発震機構等について
平成24年4月11日17時39分頃(日本時間)に発生したスマトラ北部西方沖の地震について、CMT解析、遠地実体波を用いた震源過程解析、及び体積ひずみ波形解析
を行った。これらの結果は次のとおり。
発生日時 | 平成24年4月11日17時39分頃(日本時間) |
規模 | Mw8.6(Mw:モーメントマグニチュード) |
場所及び深さ | 北緯1度52分、東経92度32分、深さ約 55km (CMT解析によるセントロイドの位置) |
発震機構 | 東北東-西南西方向に張力軸をもつ横ずれ断層型 |
断層の長さ | 約220km |
断層のすべり量 | 最大約20m |
なお、上記解析結果は、今後再解析を行うことにより変更されることがあります。
○ 津波観測の状況について
この地震により観測された津波の最大の高さは以下の通りです(いずれも日本時間)。
ムラボ(インドネシア) 1.1m(11日19時07分)
サバン(インドネシア) 0.4m(11日19時10分)
ハニマドゥ(モルジブ) 0.3m(11日21時35分)
このほか、インド洋北部の広範囲にわたり、0.1~0.2メートルの津波を観測しました。
また、今回の地震により、地球表面を伝わる「表面波」という振動が地球を何周も回って伝わる現象が我が国でも観測されました。
図表等を含めた資料全文につきましては、下記の「資料全文」をご参照下さい。
問い合わせ先
地震火山部地震予知情報課
電話03-3212-8341(内線4576)(Mw等について)
地震津波監視課
電話03-3212-8341(内線4552)(津波について)