キーワードを入力し検索ボタンを押下ください。

10月の天候

報道発表日

平成23年11月1日

概要

2011年(平成23年)10月の天候の特徴は以下のとおりです。

  • 北日本から西日本にかけて気温の変動が大きかった
    上旬は強い寒気の影響を受け、北日本を中心に顕著な低温となった時期があったが、中旬には東・西日本中心に各地で夏日となるなど顕著に気温が高くなった時期もあり、北日本から西日本にかけて気温の変動が大きかった。
  • 沖縄・奄美では顕著に、降水量が多く、日照時間が少なかった
    西日本と沖縄・奄美では、降水量が多く、日照時間が少なかった。特に、沖縄・奄美では、気圧の谷や湿った気流の影響で、月降水量はかなり多く、月間日照時間はかなり少なかった。
  • 下旬に九州南部、四国などで記録的な大雨
    下旬のはじめと終わりに、暖かく湿った空気が流れ込んだ影響により、宿毛(高知県)では、10月の日降水量の多い方からの一位を更新するなど、九州南部、四国などで記録的な大雨となったところがあった。

本文

1 概況
 北日本から西日本では低気圧と高気圧が交互に通過したため、天気は数日の周期で変わった。上旬は強い寒気の影響を受け、北日本を中心に顕著な低温となった時期があったが、中旬には東・西日本中心に各地で夏日となるなど顕著に気温が高くなった時期があった。下旬も南からの暖かい気流の影響で気温が高くなった時期があるなど、月を通して北日本から西日本にかけて気温の変動が大きかった。
 なお、下旬のはじめと終わりには、暖かく湿った空気が流れ込んだ影響により、西日本の太平洋側を中心に大雨となり、宿毛(高知県)では10月の日降水量の多い方からの一位を更新するなど、九州南部、四国などで記録的な大雨となったところがあった。
 沖縄・奄美では、上・中旬は気圧の谷や湿った気流の影響により曇りや雨の日が多かったが、下旬は高気圧に覆われて晴れた日が多かった。上・中旬に曇りや雨の日が多かった影響で、月降水量はかなり多く、月間日照時間はかなり少なかった。

2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値
(1)平均気温
 月平均気温は、北日本で高く、東・西日本、沖縄・奄美で平年並だった。
(2)降水量
 月降水量は、沖縄・奄美でかなり多く、西日本で多かった。延岡(宮崎県)では10月の月降水量の多い方からの一位を更新した。北日本日本海側、北・東日本太平洋側では平年並で、東日本日本海側では少なかった。
(3)日照時間
 月間日照時間は、沖縄・奄美でかなり少なく、西日本で少なかった。北日本、東日本太平洋側では平年並で、東日本日本海側では多かった。石垣島(沖縄県)で10月の月間日照時間の少ない方からの一位を更新した。

問い合わせ先

気象庁観測部観測課統計室
電話 03-3212-8341(内線)4154
気象庁地球環境・海洋部気候情報課
電話 03-3212-8341(内線)3154

資料全文



過去の資料

Adobe Reader

このサイトには、Adobe社Adobe Readerが必要なページがあります。
お持ちでない方は左のアイコンよりダウンロードをお願いいたします。

このページのトップへ