キーワードを入力し検索ボタンを押下ください。

平成23年7月新潟・福島豪雨の発生要因について ~過去の豪雨事例との比較~

報道発表日

平成23年8月4日

本文

今年7月28日から30日にかけて新潟県と福島県で発生した豪雨について、平成10年8月の新潟での豪雨及び平成16年7月新潟・福島豪雨と比較しました。過去の事例における強雨期間は約9時間で、降水量は最大300mmを超える程度でしたが、今年は9時間の降水量が局所的に500mmを超え、大雨が長期化して3日間の合計で1000mmに達する豪雨となりました。
大雨発生の条件としては、下層に暖湿流があることと上空の大気が低温であることの2つが挙げられます。過去の事例ではその2つの条件が重なる期間が短かった一方、今年は2つ条件が長時間維持され、大雨が持続して記録的な豪雨になりました。特に、上空の低温が長時間維持されたのは、上昇流に伴う断熱冷却で低温化したためと考えられます。

問い合わせ先

気象庁予報部数値予報課 数値予報モデル開発推進官 加藤輝之
03-3212-8341(内線3316)

気象研究所 予報研究部長 露木 義
029-853-8535(企画室広報担当)

資料全文


Adobe Reader

このサイトには、Adobe社Adobe Readerが必要なページがあります。
お持ちでない方は左のアイコンよりダウンロードをお願いいたします。

このページのトップへ