「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」について(第16報)
報道発表日
平成23年3月13日
本文
発生日時 | 3月11日14時46分 |
マグニチュード | 9.0(暫定値) |
場所および深さ | 三陸沖(牡鹿半島の東南東、約130km付近)、深さ約24km(暫定値) |
発震機構等 | 西北西-東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型(CMT解) |
震度 | 【最大震度7】宮城県栗原市(クリハラシ)で震度7、宮城県の涌谷町(ワクヤチョウ)、登米市(トメシ)、大崎市(オオサキシ)、名取市(ナトリシ)など、宮城県、福島県、茨城県、栃木県の4県28市町村で震度6強を観測したほか、東北地方を中心に、北海道から九州地方にかけて震度6弱~1を観測しました。 |
津波注意報 | 発表していた津波注意報は17時58分にすべて解除しました。 |
○ 津波の観測状況
北海道から沖縄にかけての太平洋沿岸で高い津波を観測しました。 また、日本海沿岸、オホーツク海沿岸、東シナ海沿岸の一部でも津波を観測しました。
○ 余震活動の状況
余震は、岩手県沖から茨城県沖の広い領域で発生しています。 このため、同じ規模の余震であっても、発生する場所により各地の震度は大きく異なります。 余震活動は極めて活発な状況で、震度5弱以上となる余震が時々発生し、場合によっては震度6弱から6強となる余震が発生する可能性も高いと考えられます。
○ 防災上の留意事項
津波注意報を解除しましたが、今後1日程度は若干の海面変動が継続する可能性が高いと考えられます。 このため、海に入って作業する場合は十分に安全を確認した上で行ってください。 また、大きな余震が発生すると津波が発生する可能性があり、津波警報や津波注意報を発表する場合がありますので十分注意してください。 外出など屋外で行動する場合は、津波や地震の揺れによって多くの危険箇所が存在する可能性があり、二次災害のおそれがありますので、自治体の防災担当者等の指示に従うなど、十分に安全を確認して行動するよう心がけてください。 揺れの強かった地域では、土砂災害や家屋の倒壊などの危険がありますので、余震による強い揺れに引き続き警戒してください。
図表等を含めた資料全文につきましては、下記の「資料全文」をご参照下さい。
問い合わせ先
気象庁地震津波監視課
電話03-3284-1743