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5月の天候

報道発表日

平成22年6月1日

概要

2010年(平成22年)5月の天候の特徴は以下のとおりです。

  • 北日本から西日本にかけて気温の変動が大きかった
    北日本から西日本にかけては気温の変動が大きかった。上旬と中旬後半~下旬前半は、南よりの暖かい空気が流れ込み気温は平年を大きく上回ったが、中旬前半と下旬後半は、強い寒気の南下により気温は平年を大きく下回った。
  • 北日本太平洋側では月降水量がかなり多く、下旬は北日本から西日本にかけて大雨となった
    北日本太平洋側では、動きの遅い低気圧の影響を受けることが多く、月降水量がかなり多かった。22日から25日にかけては、本州の太平洋沿岸を動きの遅い低気圧が通過したため、北日本から西日本にかけて大雨となり、5月としては記録的な大雨となったところもあった。

本文

1 概況
 上・中旬は、東・西日本は移動性高気圧に覆われ晴れの日が多かったが、東日本日本海側では寒気の影響で一時天気がぐずついた。一方、北日本は動きの遅い低気圧や寒気の影響で、沖縄・奄美は前線や低気圧の影響で、曇りや雨の日が多かった。
 下旬は、北日本から西日本にかけては、本州の太平洋沿岸を進んだ低気圧や日本海を東進した上空に強い寒気を伴う低気圧の動きが遅かった影響で、曇りや雨の日が多かった。一方、沖縄・奄美では天気は数日の周期で変わった。
 22日~25日は、北日本から西日本にかけて大雨となり、石巻(宮城県)、岡山、宇和島(愛媛県)、雲仙岳(長崎県)、牛深(熊本県)では5月としての日降水量の最大値を更新した。
 北日本太平洋側では、月を通して動きの遅い低気圧の影響を受けることが多く、月降水量がかなり多かった。また、北日本から西日本にかけては、月を通して気温の変動が大きく、上旬と中旬後半~下旬前半は、南よりの暖かい空気が流れ込みやすく、気温は平年を大きく上回ったが、中旬前半と下旬後半は、強い寒気が南下したため、気温は平年を大きく下回った。
2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値
(1)平均気温
 月平均気温は、北日本で低く、その他の地域では平年並だった。なお、北日本から西日本にかけては気温の変動が大きかった。
(2)降水量
 月降水量は、北日本太平洋側でかなり多く、西日本で多かった。北日本太平洋側では平年の170%を上回ったところがあった。北日本日本海側、東日本および沖縄・奄美では平年並だった。
(3)日照時間
 月間日照時間は、北日本、東日本日本海側および沖縄・奄美で少なかった。一方、東日本から西日本にかけての太平洋側では多く、西日本日本海側では平年並だった。

問い合わせ先

気象庁観測部観測課統計室
電話 03-3212-8341(内線)4154
気象庁地球環境・海洋部気候情報課
電話 03-3212-8341(内線)3154

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