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観測船「凌風丸」による海洋観測の一部欠測について

報道発表日

平成22年4月8日

本文

 気象庁所属海洋気象観測船「凌風丸」は、平成21年秋季航海(9月16日~11月11日)及び平成22年冬季航海(1月14日~2月3日)において、水温・塩分、海潮流、洋上大気及び表面海水中の二酸化炭素、並びに海水中の全炭酸、アルカリ度をはじめとする二酸化炭素関連物質等の海洋観測を実施しました。

 このうち、洋上大気及び表面海水中の二酸化炭素については、観測装置の不具合により、正常なデータが取得できませんでした。
 このため、表面海水中の二酸化炭素については、全炭酸やアルカリ度等の他の観測項目により間接的に推定が可能なことから、代替データを作成する予定です。なお、これらの代替データについては、気象庁ホームページ「海洋の健康診断表・二酸化炭素濃度の長期変化傾向」において、本年6月に公表する予定です。

 観測装置の不具合は配管継手の緩みに起因していましたが、緩みの原因については現在調査中です。

 今後は、機器点検の的確な実施を徹底し、あわせてデータのチェック体制を強化することで、再発防止に努めてまいります。

 詳細については、下記の資料全文をご覧ください。

問い合わせ先

気象庁地球環境・海洋部海洋気象課
電話:03-3212-8341(内線5133)

資料全文

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