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冬(12~2月)の天候

報道発表日

平成22年3月1日

概要

2010年(平成22年)冬(12~2月)の天候の特徴は以下のとおりです。

  • 冬の平均気温は全国で高かったが、気温の変動が大きかった
    冬の平均気温は全国で高かったが、寒気が流れ込み低温となった時期もあるなど、気温の変動が大きかった。
  • 東日本日本海側を中心に大雪となった
    寒気が流れ込んだ12月中旬や1月前半、2月上旬前半には東日本日本海側を中心に、2006年冬以来の大雪となった。
  • 北日本では日照時間がかなり少なかった
    寒気や低気圧の影響を受けやすかった北日本では冬の日照時間がかなり少なくなった。

本文

1 概況
 冬の平均気温は、全国で高かった。しかし、強い寒気が流れ込み気温が平年を大幅に下回った時期もあるなど気温の変動が大きかった。12月中旬と1月中旬は全国的に、12月下旬から1月上旬にかけては西日本を中心に、また2月上旬前半は北日本を中心に強い寒気が流れ込んだ影響で気温は平年を大幅に下回った。一方、1月下旬と2月上旬後半、2月下旬には南から暖かい空気が流れ込み、ほぼ全国的に季節はずれの暖かさとなった。
 日本海側の降雪量は、冬合計では北日本日本海側では少なく東日本日本海側と西日本日本海側では平年並だったが、寒気の影響を受けた12月中旬、1月前半、2月上旬には各地で大雪となった。特に、1月中旬には新潟県の山沿いで3メートルを超える積雪となったのをはじめ、2月上旬前半には新潟市で26年ぶりに81センチの積雪となるなど、東日本日本海側を中心に2006年冬以来の大雪となった。このほか、北海道の太平洋側でも12月下旬、低気圧の影響により大雪となった。
 寒気や低気圧の影響を受けやすかった北日本では冬の日照時間がかなり少なかった。なお、2月は東・西日本太平洋側でも低気圧の影響を受けやすかったため曇りや雪または雨の日が多く、東日本太平洋側では日照時間がかなり少なかった。

2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値
(1)平均気温
 冬の平均気温は、全国的に高かった。なお、気温の変動が大きかった。
(2)降水量
 冬の降水量は、東日本日本海側でかなり多く、東日本から西日本の太平洋側で多かった。北日本、西日本日本海側および沖縄・奄美では平年並だった。
(3)日照時間
 冬の日照時間は、北日本でかなり少なく、東日本太平洋側で少なかった。北海道日本海側では平年の80%を下回ったところがあった。一方、沖縄・奄美では多く、東日本日本海側と西日本では平年並だった。
(4)降雪・積雪
 冬の降雪の深さ合計は、北日本日本海側で少なく、東日本から西日本にかけての日本海側では平年並だった。なお、紋別(北海道)では、冬の降雪の深さ合計の最大値を更新した。冬の最深積雪は、東日本日本海側では平年を上回ったところが多かったが、北日本日本海側と西日本日本海側では平年を下回ったところが多かった。

問い合わせ先

気象庁観測部観測課統計室
電話 03-3212-8341(内線)4154
気象庁地球環境・海洋部気候情報課
電話 03-3212-8341(内線)3154

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