キーワードを入力し検索ボタンを押下ください。

伊豆半島東方沖の地震活動について(第2報)

報道発表日

平成21年12月21日

本文

 伊豆半島東方沖では、17日23時45分と18日08時45分に震度5弱を観測する地震が発生するなど、 地震活動が活発な状態が続いていましたが、19日23時以降、活動は低下してきています。
 東伊豆の体積ひずみ計では16 日から縮みの変化が続いていましたが、20 日に入ってその変化は緩やかになり、現在は活動前の状況に戻ってきています。

○ 地震活動

 東伊豆のひずみ変化も緩やかになってきていることから、地震活動は次第に収まると思われます。
 過去の事例から見ると、活動が収まりかけた頃にそれまでに発生した地震と同程度かやや大きな規模の地震が発生することがあります。
 数日は以下のような地震に注意が必要です。
   地震の規模と震度:M4~5程度(場合によってはM6程度)
               震度3~5弱程度(場合によっては震度5強程度)

○ 火山活動

 現在のところ、表面的な火山現象に直ちに結びつくような活動は見られていません。
 1989 年の活動では地震活動が収まりかけた頃から低周波地震や火山性微動等が観測され、その後、噴火が発生しました。
 気象庁では、念のため今後しばらくの間、低周波地震や火山性微動等の発生について注意深く監視を続けます。
 (参考)地下深部へのマグマの貫入量は、ひずみ変化量から見ると1989年の1/3~1/4程度と推定されます。


 今回の「伊豆半島東方沖の地震活動について」の報道発表は、活動に特段の変化がない限り、この第2報をもって終了します。

 なお、伊豆半島東方沖の領域では地震活動が繰り返し発生しております。これらの活動は地下深部のマグマ活動に関連したもので、地下深部のマグマ活動の状況によっては、 地震活動が再び活発化することがあります。


図表等を含めた資料全文につきましては、下記の「資料全文」をご参照下さい。

問い合わせ先

気象庁地震予知情報課
電話03-3211-4583

資料全文

特設ページ


Adobe Reader

このサイトには、Adobe社Adobe Readerが必要なページがあります。
お持ちでない方は左のアイコンよりダウンロードをお願いいたします。

このページのトップへ