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今年の南極オゾンホール、最近10年間の平均と同程度の見込み

報道発表日

平成21年9月25日

概要

今年の南極オゾンホールは8月中旬に出現しました。今後10月はじめにかけて、最近10年間の平均と同程度に発達すると予想されます。

本文

1.オゾンホールの状況

 オゾンホールは例年8月後半に現れ、9~10月に最盛期を迎え、11~12月に消滅します。 今年の状況について、米国航空宇宙局(NASA)の衛星データを基に気象庁が解析した結果、8月中旬にオゾンホールが現れ、その後8月下旬に急速に拡大し、南極大陸をほとんど覆うようになりました(9月21日現在のオゾンホールの面積は2340万km2)。

2.オゾンホールの見通し

 オゾンホールの形成・発達は、オゾン層破壊物質と成層圏下部(南極上空約23km)の気温に大きく依存します。 大気中のオゾン層破壊物質の濃度は、1990年代後半のピーク後は緩やかに減少しているものの依然として高い状態が持続しています。 オゾン層破壊の促進に関係する成層圏下部(南極域上空約23km)の低温域(-78℃以下)の面積については、 今年は最近10年間の平均と同程度で推移しています。 これらのことから、オゾンホールの規模は、最近10年間の平均と同程度に発達すると予想されます。

 世界気象機関(WMO)と国連環境計画(UNEP)が取りまとめた「オゾン層破壊の科学アセスメント:2006」によると、今後数十年間はオゾンホールが現れると予想されています。


図表を含めた全文については、下記の「資料全文」をご参照ください。

問い合わせ先

気象庁 地球環境・海洋部 環境気象管理官付 オゾン層情報センター
電話03-3212-8341(内線)4211

資料全文

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