エルニーニョ監視速報No.195(2008年11月)
報道発表日
平成20年12月10日概要
太平洋赤道域の大気・海洋の状況(2008年11月)と エルニーニョ/ラニーニャ現象に関する今後の見通しについて解説します。本文
- エルニーニョ監視海域の海面水温は基準値に近い値だった。太平洋赤道域の海面水温は、日付変更線付近で負偏差だったほかは、概ね平年並だった。海洋表層(海面から深度数百mまでの領域)の水温は、中部から東部にかけて負偏差、西部で正偏差だった。
- エルニーニョ監視海域の海面水温は、冬に一時、基準値よりやや低い値となることが考えられるが、長くは持続せず、その後基準値に近い値で推移すると予測される。今後春にかけてエルニーニョ現象あるいはラニーニャ現象が発生する可能性は低い。
問い合わせ先
地球環境・海洋部気候情報課 エルニーニョ班電話 03-3212-8341(内線)5134, 5135