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平成20年9月の地震活動及び火山活動について

報道発表日

平成20年10月7日

概要

平成20年9月の地震活動及び火山活動について解説します。

本文

  • 地震活動
     9月11日09時20分に十勝沖でM7.1の地震が発生し、北海道新冠町(にいかっぷちょう)などで最大震度5弱を観測しました。この地震により、北海道、青森県及び岩手県の太平洋沿岸で高いところで18cmの津波を観測しました。国土地理院のGPS観測結果では、この地震に伴う小さな地殻変動が観測されています。
     全国で震度1以上を観測した地震の回数は131回、日本及びその周辺におけるM4.0以上の地震の回数は79回でした。

     震度3以上を観測するなどの主な地震活動の概況は別紙1のとおりです。また、世界の主な地震は別紙2のとおりです。

  • 火山活動
     雌阿寒岳では、26日以降、体に感じない程度の小さな火山性地震が増加しました。29日14時11分頃には振幅のやや大きな火山性微動が発生し、直後から火山性地震が多発したことから、火山活動が高まったと判断し、29日に火口周辺警報を発表して、噴火予報(平常)から火口周辺警報(火口周辺危険)に引き上げました。
     口永良部島では、火山性地震が増加したことから、火山活動が高まったと判断し、4日に火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)を発表し、噴火警戒レベルを1(平常)から2(火口周辺規制)に引き上げました。
     浅間山では、火山性地震がやや多いことなどから、依然として火山活動が高まった状態が続いており、火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続しています。
     霧島山(新燃岳)では、火山性地震がやや多い状態が続いており、火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続しています。
     桜島では、昭和火口で7日に噴火が1回発生しました。南岳山頂火口では、ごく小規模な噴火が時々発生する程度でした。桜島では、火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続しています。
     三宅島では、多量の火山ガスの放出が続いており、火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続しています。
     諏訪之瀬島では、小規模な噴火が時々発生しました。
     その他の火山の活動状況に特段の変化はありません。

     日本の主な火山活動の概況は別紙3のとおりです。また、世界の主な火山活動は別紙4のとおりです。

問い合わせ先

地震:地震火山部管理課 電話 03-3212-8341(内線 4581)
火山:地震火山部火山課 電話 03-3212-8341(内線 4530)

資料全文

参考資料


国土地理院のGPSによる地殻変動観測については、 国土地理院ホームページの記者発表資料 を参照ください。

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