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今年の南極オゾンホール、過去最大級にまで拡大する見込み

報道発表日

平成20年9月11日

概要

今年の南極オゾンホールは8月下旬から急速に拡大し、現在も拡大を続けています。今後9月~10月の最盛期には、過去最大級にまで拡大すると予想されます。

本文

1.オゾンホールの状況

 オゾンホールは例年8月後半に現れ、9~10月に最盛期を迎え、11~12月に消滅します。 今年の状況について、米国航空宇宙局(NASA)の衛星データを基に気象庁が解析した結果、8月下旬にオゾンホールが急速に拡大し、現在は南極大陸をほとんど覆うようになっています。

2.オゾンホールの見通し

 オゾンホール形成の大きな要因はオゾン層破壊物質と気象条件です。大気中のオゾン層破壊物質の濃度は1990年代後半のピーク後も高い状態が持続しています。さらに今年はオゾン層破壊の促進に関係する南極域上空の低温域(-78℃以下)の面積が大きいことから、最大規模となった2006年に匹敵する程度まで拡大すると予想されます。

 世界気象機関(WMO)と国連環境計画(UNEP)が取りまとめた「オゾン層破壊の科学アセスメント:2006」によると、今後数十年間はオゾンホールが現れると予想していることから、気象庁では引き続きオゾン層の状況を観測し、的確な情報提供に努めます。


図表を含めた全文については、下記の「資料全文」をご参照ください。

問い合わせ先

気象庁 地球環境・海洋部 環境気象管理官付 オゾン層情報センター
電話03-3212-8341(内線)4211

資料全文

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