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2008年夏の異常気象分析検討会での検討結果の概要

報道発表日

平成20年8月8日

概要

 本日、2008年夏の異常気象分析検討会を開催し、7月以降の西日本を中心とした高温・少雨に ついて、その状況や要因等を分析し、以下の見解を取りまとめました。

本文

【実況】
 2008年7月は、西日本の気温は第3位の高い記録となり、西日本太平洋側の降水量は 最も少ない記録を更新した(1946年以降の統計による)。

【要因】
① 西日本上空の気温は地表に近いほど高温が顕著であり、高気圧に覆われて強い日射 により地面が暖められた効果が寄与していたと考えられる。

② 日本上空の偏西風は7月前半に平年よりかなり弱く、梅雨前線の活動は不活発だっ た。西日本は、高気圧に覆われる日が続いた。

③ このような大気の流れには、北西太平洋を中心とした北緯20 度帯およびインド洋 西部赤道域で活発だった対流活動が影響した可能性が大きい。また、これらの対流 活動には、太平洋西部やインド洋の海面水温分布が影響しているものと考えられる。

【見通し】
 西日本では、今後2週間も、一時的に曇りや雨の日もあるが、高気圧に覆われて晴れ る日が多く、平年に比べて気温の高い日が続く見込み。

問い合わせ先

地球環境・海洋部気候情報課
電話 03-3212-8341(内線)3158

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