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平成20年7月の地震活動及び火山活動について

報道発表日

平成20年8月8日

概要

平成20年7月の地震活動及び火山活動について解説します。

本文

  • 地震活動
    7月5日16時49分に茨城県沖でM5.2の地震が発生し、茨城県日立市で震度5弱を観測しました。
    7月8日16時42分に沖永良部島付近〔沖縄本島近海〕でM6.1の地震が発生し、鹿児島県与論町で震度5弱を観測しました。
    7月19日11時39分に福島県沖でM6.9の地震が発生し、岩手県・宮城県・福島県・栃木県で震度4を観測しました。この地震により、東北地方の太平洋沿岸で0.2mの津波を観測しました。国土地理院のGPS観測結果では、この地震によるわずかな地殻変動が観測されています。
    7月24日00時26分に岩手県沿岸北部でM6.8の地震が発生し、岩手県洋野町で震度6強を観測したほか、青森県で震度6弱、宮城県で震度5強を観測しました。
    日本国内で震度1以上を観測した地震の回数は168回、日本及びその周辺で発生したM4以上の地震の回数は128回でした。

    震度3以上を観測するなどの主な地震活動の概況は別紙1のとおりです。また、世界の主な地震は別紙2のとおりです。

  • 火山活動
    桜島では、噴火活動が活発化する傾向にないことから、14日に火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)を発表し、噴火警戒レベルを3(入山規制)から2(火口周辺規制)に引き下げました。その後、28日07時05分及び10時10分に、噴煙高度が火口上それぞれ3,300m及び3,200mに達する噴火が発生し、10時10分の噴火では、弾道を描いて飛散する大きな噴石が4合目(昭和火口からの水平距離が概ね800~1,300m)に達しました。このことから噴火活動が再び活発化するものと予想し、火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げました。南岳山頂火口及び昭和火口から2km程度の範囲では、弾道を描いて飛散する大きな噴石と火砕流に警戒が必要です。なお、昭和火口の噴火活動は、2006年6月の噴火以降、本年2月には火砕流を伴う噴火が発生、4月から6月には爆発回数が増加するなど次第に活発化している傾向がみられます。
    浅間山では、7月に入って地震回数が増加しており、8月5日(期間外)以降さらに増加しています。このことから、8月8日(期間外)に火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)を発表し、噴火警戒レベルを1(平常)から2(火口周辺規制)に引き上げました。
    三宅島では、多量の火山ガスの放出が続いています。
    諏訪之瀬島では、29日から31日にかけて小規模な噴火が発生しました。
    その他の火山の活動状況に特段の変化はありません。

    日本の主な火山活動の概況は別紙3のとおりです。また、世界の主な火山活動は別紙4のとおりです。

問い合わせ先

地震:地震火山部管理課 電話 03-3212-8341(内線 4581)
火山:地震火山部火山課 電話 03-3212-8341(内線 4530)

資料全文

参考資料


国土地理院のGPSによる地殻変動観測については、 国土地理院ホームページの記者発表資料 を参照ください。

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