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2月の天候

報道発表日

平成20年3月3日

概要

2008年(平成20年)2月の天候の特徴は以下のとおりです。

  • 気温は東日本、西日本と沖縄・奄美で低かった。
    上旬にはシベリア高気圧が強く、寒気が南下し、その後は冬型の気圧配置が現われやすかったことから、東日本以西で低温となった。
  • 日照時間は沖縄・奄美でかなり少なく、太平洋側で多かった。
    上旬や下旬には低気圧や前線の影響を、中旬は季節風の影響で曇りや雨の日が多かった沖縄・奄美では日照時間がかなり少なかった。中旬以降に冬型の気圧配置となって晴天となることの多かった北・東・西日本の太平洋側では日照時間が多かった。
  • 北・東日本日本海側の降雪量は少なかった。
    中旬以降、冬型の気圧配置となって、しばしば降雪となったものの、上旬に降雪がかなり少なかったため、月降雪量は少なかった。

本文

1 概況
 上旬や下旬には、短い周期で低気圧が日本付近を通過し、天気は数日の周期で変わった。また、中旬には冬型の気圧配置が続き、ほぼ全国的に低温となったほか、北日本を中心に雪や強風に見舞われた。沖縄・奄美では上・下旬には低気圧や前線の影響で、中旬には季節風の影響で曇りや雨の日が多かった。低気圧の通過、発達にともない、上旬には、東・西日本太平洋側でも曇りや雨または雪となったほか、中旬以降は日本海側の地方では大雪に、また太平洋側の地方も含め強風に見舞われ、特に12日から15日にかけてと、23日から24日にかけては暴風雪、高波、強風などにより被害が発生した。
 
2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値
(1)平均気温
 平均気温は、東日本、西日本および沖縄・奄美で低く、北日本では平年並だった。東日本、西日本、および沖縄・奄美では平年を1℃前後下回ったところが多かった。  
(2)降水量
 月降水量は、北日本太平洋側で少なかったほかは、全国的に平年並だった。広尾(北海道)では2月の月降水量の最小値を更新した一方、南大東島(沖縄県)では2月の月降水量の最大値を更新した。  
(3)日照時間
 月間日照時間は、北日本日本海側で少なく、沖縄・奄美ではかなり少なかった。与那国島(沖縄県)と父島(東京都)では2月の月間日照時間の最小値を更新した。一方、北日本太平洋側と西日本では多く、東日本太平洋側ではかなり多かった。館山(千葉県)、静岡、延岡(宮崎県)、鹿児島など11地点で2月の月間日照時間の最大値を更新した。東日本日本海側では平年並だった。  
(4)降雪・積雪
 降雪の深さ月合計は、北日本から東日本にかけての日本海側で少なく、北日本の太平洋側ではかなり少なかった。一方、東日本から西日本にかけての太平洋側では多かった。西日本日本海側では平年並だった。  
 また、月最深積雪は、北日本と東日本日本海側で平年を下回るところが多く、東日本太平洋側と西日本では平年並か平年を上回るところが多かった。  

問い合わせ先

気象庁観測部観測課統計室
電話 03-3212-8341(内線)4154
気象庁地球環境・海洋部気候情報課
電話 03-3212-8341(内線)3154

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