突風に注意を呼びかける新しい府県気象情報の提供開始について
報道発表日
平成20年1月17日
概要
竜巻、ダウンバースト等の激しい突風から身の安全を確保していただくことを目的とした新たな府県気象情報(竜巻注意情報)を 平成20年3月26日から発表します。
本文
平成18年に宮崎県延岡市や北海道佐呂間町において発生した甚大な竜巻災害を踏まえ、気象庁では平成22年度に「突風等短時間予測情報(仮称)」を発表するための技術開発を進めるとともに、部外の学識経験者及び報道関係者などからなる「突風等短時間予測情報利活用検討会」を設置して、新しい気象情報の内容、発表形式などの検討を行っています。
一方、平成19年度末までに全国で気象ドップラーレーダーの整備が進むことから、この観測成果などをもとに平成22年度からの予測情報の提供に先駆けて、竜巻、ダウンバースト等の激しい突風から身の安全を確保していただくことを目的とした新たな府県気象情報(竜巻注意情報)を発表することとしました。
竜巻注意情報は、今まさに、竜巻、ダウンバースト等の激しい突風をもたらすような発達した積乱雲が存在しうる気象状況であるという現況を速報する気象情報で、雷注意報を補足する情報として発表します。防災機関や報道機関へ伝達するとともに、気象庁ホームページでお知らせします。
情報の提供を以下のとおり開始することとしましたので、お知らせします。
- 情報の名称と内容
- 名称:竜巻注意情報
- 内容:( 別紙 )
- 発表官署
- 府県気象情報を発表する気象官署
- 情報の発表条件
- 気象ドップラーレーダーによるメソサイクロンの検出
- 気象レーダーによるエコー強度・頂高度
- 数値予報資料による指標
- 情報の有効時間
- 発表時刻から約1時間を有効期間とします。さらに継続が必要な場合は、改めて情報を発表します。
- 情報の提供開始日時
- 平成20年3月26日(水)午前0時(日本時間)
上記3つの観測結果及び指標による総合判断で、竜巻、ダウンバースト等の激しい突風をもたらすような発達した積乱雲が存在しうる気象状況と判断した時に発表します。
問い合わせ先
気象庁予報部業務課
電話:03-3212-8341(内線3105 または 3119)