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12月の天候

報道発表日

平成20年1月4日

概要

2007年(平成19年)12月の天候の特徴は以下のとおりです。

  • 東・西日本と沖縄・奄美の高温
    10日前後の周期で北日本を中心に寒気が南下したが、冬型の気圧配置となる日は少なかった。このため、気温は、北日本では平年並だったが、東・西日本と沖縄・奄美では高かった。
  • 東・西日本と北日本太平洋側の多雨・寡照
    10日前後の周期で低気圧が本州付近を通過したほか、気圧の谷が頻繁に日本海を通過した。このため、北・東・西日本では、北日本日本海側で降水量が少なかったほかは、降水量が多く、日照時間が少なかった。特に、降水量は、東日本太平洋側と西日本でかなり多く、日照時間は、東日本日本海側と西日本太平洋側および北日本でかなり少なかった。
  • 北・東日本日本海側の少雪
    冬型の気圧配置となる日は少なく、寒気の南下も弱かった。このため、降雪量は、北・東日本日本海側でかなり少なかった。

本文

1 概況
 冬型の気圧配置となる日は少なく、低気圧や気圧の谷が日本海から北日本を通過することが多かった。このため、東日本日本海側では曇りや雨、北日本日本海側では曇りや雨または雪の日が多かった。北・東日本太平洋側と西日本では、平年と比べて晴れの日が少なく、天気は数日の周期で変わり、本州付近を通過した低気圧の影響で10日前後の周期でまとまった雨が降った。また、28日から29日にかけては、低気圧が発達しながら日本付近を通過したため、太平洋側の一部で大雨となったほか、北海道東部では大雪となった。その後、強い冬型の気圧配置となり、西日本各地で初雪を観測したほか、日本海側では山沿いを中心に大雪となった。沖縄・奄美では、平年に比べると高気圧に覆われて晴れる日が多かったが、下旬には暖かく湿った気流の影響で屋久島も含めて大雨の日があった。北日本には、10日前後の周期で寒気が南下したため、気温は平年並となったが、東日本以西への寒気の南下は弱く、気温は高くなった。また、降雪量は、北・東日本日本海側でかなり少なかった。
 
2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値
(1)平均気温
 月平均気温は、北日本で平年並だったが、東日本と沖縄・奄美では高く、西日本ではかなり高かった。西日本と沖縄・奄美では平年を1℃以上上回ったところが多かった。  
  (2)降水量
 月降水量は、北日本太平洋側と東日本日本海側で多く、東日本太平洋側と西日本ではかなり多かった。山口では12月の月降水量の最大値を更新した。一方、北日本日本海側では少なく、沖縄・奄美では平年並だった。  
(3)日照時間
 月間日照時間は、東日本太平洋側と西日本日本海側では少なく、北日本、東日本日本海側、西日本太平洋側ではかなり少なかった。若松(福島県)では12月の月間日照時間の最小値を更新した。一方、沖縄・奄美では多かった。  
(4)降雪・積雪
 降雪の深さの月合計は、西日本日本海側では平年並だったものの、北日本日本海側、東日本日本海側ではかなり少なかった。月最深積雪も平年を下回ったところが多かった。  

問い合わせ先

気象庁観測部観測課統計室
電話 03-3212-8341(内線)4154
気象庁地球環境・海洋部気候情報課
電話 03-3212-8341(内線)3154

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