エルニーニョ監視速報No.183(2007年11月)
報道発表日
平成19年12月10日概要
太平洋赤道域の大気・海洋の状況(2007年11月)と エルニーニョ/ラニーニャ現象に関する今後の見通しについて解説します。本文
- 太平洋赤道域の海面水温は、中部から東部にかけて顕著な負偏差だった。海洋表層(海面から深度数百mまでの領域)の水温では、中部から東部にかけて顕著な負偏差が見られた。中部太平洋赤道域の東西風は、上層で西風偏差、下層で東風偏差が顕著だった。これらの状態は、今春から発生しているラニーニャ現象が持続していることを示している。
- エルニーニョ監視海域の海面水温は、冬の間、基準値より低い値で推移し、春から次第に基準値に近づくと予測される。ラニーニャ現象は2008年の春まで続く可能性が高い。
問い合わせ先
地球環境・海洋部気候情報課 エルニーニョ班電話 03-3212-8341(内線)5134, 5135