平成19年8月の地震活動及び火山活動について
報道発表日
平成19年9月7日
概要
平成19年8月の地震活動及び火山活動について解説します。
本文
- 地震活動
8月18日に九十九里浜付近〔千葉県東方沖〕でM4.8の地震が発生し、千葉県一宮町で震度5弱を観測しました。この付近では8月13日頃から地震活動が活発化しました。国土地理院のGPS観測によると、この地震活動と同期してプレート間のゆっくりすべりが原因と見られる地殻変動が房総半島南東部で観測されました。
8月16日にペルー沿岸でM7.9の地震が発生し、この地震により太平洋沿岸と伊豆・小笠原諸島で津波を観測しました。
7月16日に発生した「平成19年(2007年)新潟県中越沖地震」の余震活動は減衰してきています。
全国で震度1以上を観測した地震の回数は170回(新潟県中越沖地震の余震活動19回、九十九里浜付近の地震活動28回を含む)、日本及びその周辺におけるM4以上の地震の回数は125回(九十九里浜付近の地震活動15回を含む)でした。
震度3以上を観測するなどの主な地震活動の概況、世界の主な地震については下記の「資料全文」をご参照ください。
- 火山活動
噴火したのは、桜島及び諏訪之瀬島でした。
桜島では、4日に南岳山頂火口で爆発的噴火が発生しました。
諏訪之瀬島では、31日に小規模な噴火が発生しました。
三宅島では、多量の火山ガスの放出が続いています。
樽前山、硫黄島、薩摩硫黄島及び口永良部島では、火山活動のやや活発な状態が続いています。
日本の主な火山活動の概況、世界の主な火山活動については下記の「資料全文」をご参照ください。
問い合わせ先
地震:地震火山部管理課 電話 03-3212-8341(内線 4581)
火山:地震火山部火山課 電話 03-3212-8341(内線 4530)
資料全文
参考資料
国土地理院のGPSによる地殻変動観測については、 国土地理院ホームページの記者発表資料 を参照ください。