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3月の天候

報道発表日

平成19年4月2日

概要

2007年(平成19年)3月の特徴は以下のとおりです。

  • 気温は全国で高かったが、変動が大きかった。
    月平均気温は全国で高温となった。上旬前半と下旬は顕著な高温となったが、上旬後半から中旬にかけて低温となるなど、気温の変動が大きかった。
  • 降水量は、北・東日本の太平洋側と西日本で少なく、北・東日本の日本海側で多かった。
    上旬と下旬は移動性高気圧におおわれ、中旬は冬型の気圧配置となりやすかったため、北・東日本の太平洋側と西日本で少雨となった。北・東日本の日本海側では、冬型の気圧配置や低気圧の影響で多雨となった。
  • 日照時間は、北日本、東日本日本海側、南西諸島で少なく、東日本太平洋側と西日本で多かった。
    冬型の気圧配置や低気圧の影響を受けた、北日本、東日本日本海側と、前線や低気圧の影響のあった南西諸島で日照時間が少なかった。一方、東日本太平洋側と西日本では移動性高気圧や冬型の気圧配置により晴れの日が多かった。

本文

1 概況
  上旬前半は移動性高気圧に覆われ晴れて、気温は東・西日本を中心にかなり高かった。上旬後半から中旬にかけては、冬型の気圧配置となりやすく全国的に気温が低くなり、日本海側では雪や雨の日が多く、大雪となった所もあった。冬型の気圧配置の強まった18日には、北海道積丹岳で雪崩により人的被害が発生した。太平洋側では晴れの日が多かったが、中旬中頃には本州の南海上を低気圧が通過し、太平洋側でも降雪を観測した。下旬は、数日の周期で低気圧と高気圧が通過した。移動性高気圧に覆われ晴れたり、日本海の低気圧に向かって暖かい空気が流れ込んだことから、全国的に気温がかなり高く経過した。
 
2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値
(1)平均気温
月平均気温は、全国的に高く、東日本と西日本を中心に平年を1℃前後上回ったところが多かった。なお、気温の変動が大きかった。
(2)降水量
 月降水量は、北日本から東日本にかけての日本海側では多かった。一方、北日本から東日本にかけての太平洋側と西日本で少なく、南西諸島では平年並だった。
(3)日照時間
 月間日照時間は、北日本日本海側でかなり少なく、北日本太平洋側と東日本日本海側、および南西諸島では少なかった。新庄、酒田(山形県)では、3月の月間日照時間の最小値を更新した。一方、東日本太平洋側ではかなり多く、西日本では多かった。
(4)降雪・積雪
 降雪の深さ(月合計)は、東北地方から近畿地方にかけての日本海側、および東海地方で平年並だったほかは少なかった。北日本の一部の地点では平年を上回り、酒田(山形県)では3月の降雪の深さ月合計の最大値を更新した。
 月最深積雪は、北海道のオホーツク海側や北陸地方、および近畿地方北部で平年並のところが多かったが、そのほかの地点では少なかった。


問い合わせ先

気象庁観測部観測課統計室
電話 03-3212-8341(内線)4154
気象庁地球環境・海洋部気候情報課
電話 03-3212-8341(内線)3154

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