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2月の天候

報道発表日

平成19年3月1日

概要

2007年(平成19年)2月の特徴は以下のとおりです。

  • 全国的な顕著な高温と少雪
    強い寒気の南下はほとんどなく、冬型の気圧配置は長続きしなかった。このため、気温は全国的にかなり高く、平年を2~3℃程度上回る日が続いた。東京、神戸、松山など17地点では2月の月平均気温の最高値を更新した。日本海側の降雪量はかなり少なく、東日本日本海側では1961年以降で最も少なかった。また、太平洋側の降雪量もかなり少なかった。
  • 日本海側を中心に顕著な多照
    冬型の気圧配置は長続きせず、移動性高気圧に覆われる日が多かった。このため、全国的に晴れる日が多く、日本海側を中心に顕著な多照となり、東日本日本海側の日照時間は1946年以降で最も多かった。
  • 発達した低気圧による強風
    14日には、低気圧が発達しながら日本海を通過し、太平洋側の一部で大雨となったほか、各地で春一番となる強風が吹き荒れ、突風による被害が相次いだ。

本文

1 概況
  高気圧と低気圧が数日の周期で交互に通過し、冬型の気圧配置は長続きしなかった。移動性高気圧に覆われる日が多く、低気圧通過後も強い寒気の南下はほとんどなかった。このため、全国的に顕著な高温となり、北・東・西日本では平年を2.5℃前後上回った。北・東日本日本海側の降雪量はかなり少なく、東日本日本海側では1961年以降最も少なかったほか、太平洋側の降雪量もかなり少なかった。一方、日照時間はほぼ全国的に多く、東日本日本海側では1946年以降最も多かった。中旬には、低気圧が日本海を発達しながら通過したため、全国的に荒れ模様となり、春一番となった。
 
2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値
(1)平均気温
 月平均気温は、全国的にかなり高かった。平年を2.5℃前後上回ったところが多く、宇都宮(栃木県)、東京、神戸(兵庫県)、松山(愛媛県)など17地点で2月の月平均気温の最高値を更新した。
(2)降水量
 月降水量は、北日本から東日本にかけての日本海側で少なかったほかは、全国的に平年並だった。
(3)日照時間
 月間日照時間は、全国的に多く、東日本から西日本にかけての日本海側と南西諸島ではかなり多かった。北陸地方や南西諸島の一部では平年の150%以上となり、秋田、輪島(石川県)、新潟、金沢(石川県)など9地点で2月の月間日照時間の最大値を更新した。
(4)降雪・積雪
 降雪の深さ(月合計)および月最深積雪ともに、全国的にかなり少なかった。軽井沢では2月の降雪の深さ月合計の最小値を更新し、留萌(北海道)、青森、秋田など5地点では2月の月最深積雪の最小値を更新した(昨冬までの最小値が1cm未満の地点を除いて集計)。


問い合わせ先

気象庁観測部観測課統計室
電話 03-3212-8341(内線)4154
気象庁地球環境・海洋部気候情報課
電話 03-3212-8341(内線)3154

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