火山噴火予知連絡会会長会見(定例)
報道発表日
平成19年2月16日
概要
火山噴火予知連絡会(会長:藤井敏嗣東京大学教授)は、第106回定例会議を開催し、全国の火山活動について検討を行いました。
本文
全国の火山活動について(要旨)
御嶽山では、昨年12月下旬から山頂付近で地震が発生し始め、その後も増減を繰り返しながらやや多い状態が続き、今年1月19日以降は火山性微動も時々発生しています。また、御嶽山のわずかな膨張も見られています。火山活動はやや活発な状況となっており、山頂付近では注意が必要です。
桜島では、南岳山頂火口で爆発的噴火が時々発生し、火山性地震や微動のやや多い状態が続いており、火山活動はやや活発な状況です。火口周辺では引き続き注意が必要です。
口永良部島では、火山性地震や微動がやや多く、火山活動はやや活発な状況が続いています。火口周辺では引き続き注意が必要です。
硫黄島では、昨年8月以降、島北部の元山地域付近で大きな隆起が続いており、島内の地震活動もやや活発になりました。今年に入り、地震活動は低下していますが、隆起はやや鈍化しながらも継続しており、火山活動はやや活発な状況となっています。今後の火山活動に注意が必要です。
三宅島では、火山活動に全体として大きな変化はなく、やや活発な状況で経過しています。多量の火山ガス放出は当分継続すると考えられます。
全文及び関係資料は、下記資料全文をご覧ください。
問い合わせ先
地震火山部火山課
電話 03-3212-8341(内線)4530,4527