南極気象観測50年記念事業について
報道発表日
平成19年2月2日
概要
気象庁の実施している南極気象観測が50年を迎えるにあたり、より幅広い世代の方々に理解と関心を深めていただくために、下記のとおり記念事業を実施いたします。
本文
日本の南極観測事業は、昭和32年1月29日に南極昭和基地が開設されました。
気象庁は第一次観測隊より隊員を派遣し、南極昭和基地で気象観測を昭和32年2月9日から開始し、これまで半世紀の間、南極気象観測データを提供するとともに、気象観測資料を解析・蓄積してきました。
その結果、第23次観測隊(昭和57年)が世界ではじめてオゾン量の減少(オゾンホール)を発見するなど世界的な貢献をするとともに温暖化や気候変動の監視に役立ってきました。
本記念事業は気象庁の実施している南極気象観測が50年を迎えるにあたり、より幅広い世代の方々に理解と関心を深めていただくために、下記のとおり実施するものです。
記
- パネル展示
日時:平成19年2月9日(金)~3月9日(金)10時~16時(休館日は日曜・祝日です)
場所:気象科学館(1階)
後援:国立極地研究所 - 講演
日時:平成19年3月9日(金)15時~17時(開場14時30分)
場所:気象庁講堂
内容:
講演
・観測船「宗谷」の気象観測と天気予報
立平良三(元気象庁長官)*1
・南極気象観測の事始
川口貞男(国立極地研究所名誉教授)*2
・ライブ中継
気象庁と昭和基地をつないで
入場:無料 定員200名(予約の必要はありません)
後援:国立極地研究所
*1 第2次南極観測(宗谷乗組員)
*2 第2次南極観測(夏隊)、第3次、第8次(越冬隊)、第11次副隊長(夏隊)、第13次副隊長(越冬隊長)、第21次副隊長(越冬隊長)
問い合わせ先
観測部計画課南極観測事務室
電話:03-3212-8341(内線4121)