エルニーニョ監視速報No.171(2006年11月)
報道発表日
平成18年12月11日概要
太平洋赤道域の大気・海洋の状況(2006年11月)と エルニーニョ/ラニーニャ現象に関する今後の見通しについて解説します。本文
- 太平洋赤道域の海面水温は、ほぼ全域で平年より高く、日付変更線付近から南米沿岸にかけて正偏差が顕著だった。海洋表層(海面から深度数百mまでの領域)の水温は、中部から東部にかけて顕著な正偏差が見られた。太平洋赤道域中部の東西風は上層で東風偏差、下層で平年並だった。
- エルニーニョ監視海域の海面水温は、冬は基準値より1℃程度高い値で推移し、春は基準値に近づき、やや高い値で推移すると予測される。エルニーニョ現象が今秋から発生している可能性が高く、春までは持続する見込みである。
問い合わせ先
地球環境・海洋部気候情報課 エルニーニョ班電話03-3212-8341(内線)5134, 5135