オゾン層観測速報(2006年8月)
報道発表日
平成18年9月20日
概要
2006年8月のオゾン層と紫外線の状況を解説します。
本文
オゾン全量
2006年8月の国内3地点における月平均オゾン全量は、参照値と比較すると、つくば、那覇で多く、札幌で並であった。
日積算紅斑紫外線量
2006年8月の国内3地点における日積算紅斑紫外線量の月平均値は、参照値と比較すると、札幌で多く、那覇で少なく、つくばで並であった。
UVインデックス
2006年8月の日最大UVインデックスの月平均値(解析値)は、紫外線が非常に強いことを示す8~10の領域が中部山岳、四国山地、九州中部から南西諸島にかけて、および小笠原諸島で見られた。北海道、東北、北陸および中国地方に参照値に対して10%を超える正偏差の領域が見られた。北海道北部および関東に参照値に対して10%を超える負偏差の領域が見られた。
南極オゾンホールの状況
2006年のオゾンホールは8月下旬から急速に拡大し、現在も発達を続けている。
オゾンホール発達の目安となる気温-78℃以下の領域の面積は過去10年間で最大規模のレベルで推移しているなど、南極域上空はオゾンホールが発達しやすい状況となっている。オゾンホールは9月下旬に発達のピークを迎え、その規模は過去10年の中でも大規模なものになると考えられる。
図表を含めた全文については、下記の「資料全文」をご参照ください。
問い合わせ先
地球環境・海洋部 オゾン層情報センター
電話03-3212-8341(内線)4212