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8月の天候

報道発表日

平成18年9月1日

概要

2006年(平成18年)8月の天候の特徴は以下のとおりです。

  • 全国的に気温が高く、東・西日本の日本海側では日照時間が多かった
    太平洋高気圧に覆われて全国で気温が高かった。月平均気温は、神戸など西日本の4地点で8月の月平均気温の高い記録を更新し、西日本では地域平均の統計を取り始めた1946年以降、1994年、1995年に次ぎ1998年とならぶ第3位タイの高い記録となった。また、東・西日本の日本海側を中心に日照時間が多かった。
  • 全国的に降水量が少なかった
    太平洋高気圧に覆われたため、全国的に降水量は少なかったが、前線や台風の影響を受けた九州や北海道の一部では多雨となった。
  • 台風の上陸は1個(平年0.9個)、接近は5個(平年3.4個)だった
    台風第10号が九州に上陸し、九州地方や四国地方の一部で大雨となった。台風第7号が本州南岸を東進し、台風第8、9号が沖縄地方に接近した。台風第11号が小笠原諸島に接近した。

本文

1 概況
 上旬後半には、台風第7号が本州南岸を東進し、同じ頃、台風第8号と第9号が沖縄地方の南海上を西進した。中旬後半には台風第10号は九州に上陸し、九州地方や四国地方の一部で大雨となった。
 平年に比べ前線は日本付近に南下することが少なく、台風接近時を除いて、太平洋高気圧に覆われ晴れる日が多かったため、全国的に気温が高く、西日本の気温は地域平均の統計を取り始めた1946年以降、1994年、1995年に次ぎ1998年とならぶ第3位タイの高い記録となった。
 降水量は全般に少なかったが、台風が上陸した九州や、活発な前線の影響を受けた北海道の一部では多雨となった。
 日照時間は、前線、台風や湿った気流の影響が小さかった西・東日本日本海側を中心に多かった。
 台風の発生数は7個(平年5.5個)で、5個(平年3.4個)接近し、そのうち1個(平年0.9個)上陸した。
 
2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値
(1)平均気温
月平均気温は、全国的に高く、西日本、南西諸島ではかなり高かった。全国的に平年を1℃以上上回ったところが多く、北海道では平年を2℃以上上回った。神戸(兵庫県)、下関(山口県)、阿蘇山(熊本県)、屋久島(鹿児島県)では8月の月平均気温の最高値を更新した。
(2)降水量
 月降水量は、東北地方、および北陸から中国地方にかけては少なく、南西諸島ではかなり少なかった。白河(福島県)では8月の月降水量の最小値を更新した。東日本太平洋側など、そのほかの地方は平年並だった。
 
  (3)日照時間
 月間日照時間は、東日本日本海側と西日本日本海側で多く、広い範囲で平年の120%以上となった。そのほかの地方では平年並だった。

問い合わせ先

気象庁観測部観測課統計室
電話03-3212-8341(内線)4154
気象庁地球環境・海洋部気候情報課
電話03-3212-8341(内線)3154

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