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火山噴火予知連絡会会長会見(定例)

報道発表日

平成18年6月12日

概要

 火山噴火予知連絡会(会長:藤井敏嗣東京大学教授)は、第104回定例会議を開催し、全国の火山活動について検討を行いました。

本文

 全国の火山活動について(要旨)

 桜島では、6月4日に、従来から噴火が発生している南岳山頂火口とは異なる、南岳東斜面標高約800mの昭和火口付近で噴火が始まりました。その後も噴火を繰り返しており、時には高さ1000mの噴煙を上げることがあります。新たな火口の噴火活動は次第に活発化しており、従来の南岳山頂火口と同じような噴火が発生する可能性が高まってきたと考えられます。今後は、従来の南岳山頂火口に加え、昭和火口付近の新たな火口の噴火活動に注意する必要があります。
 雌阿寒岳では、3月21日に小規模な噴火が発生し、噴煙活動は活発な状況となっていましたが、その後、噴煙活動は次第に低下し、地震活動も5月上旬に一時的な地震多発はみられたものの、現在火山活動は低下し、やや活発な状況に戻っています。火口近傍では注意が必要です。
 浅間山では、火山活動がやや活発な状況が続いており、今後も山頂火口付近に影響する程度の小規模な噴火が発生する可能性があります。
 三宅島では、火山活動に全体として大きな変化はなく、やや活発な状況が続いています。火山ガスの放出量に若干の低下傾向がみられるものの、多量の火山ガスの放出は当分継続すると考えられます。
 阿蘇山では、3月下旬に湯だまりの表面温度が上昇するなど浅部の熱的活動が高まり、火山活動はやや活発な状況が続いています。

全文及び関係資料は、下記資料全文をご覧ください。

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火山噴火予知連絡会のページ->

問い合わせ先

地震火山部火山課
電話03-3212-8341(内線)4530,4527

資料全文


上記資料を分割したファイルを掲載します。内容は、上記資料と同じものです。


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