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5月の天候

報道発表日

平成18年6月1日

概要

2006年(平成18年)5月の天候の特徴は以下のとおりです。

  • 東日本と西日本で、日照時間がかなり少なく、降水量が多かった
    低気圧や前線の影響を受けやすかった東日本と西日本では、日照時間がかなり少なく、降水量が多かった。千葉など6地点で5月の月間日照時間の最小値を更新した。地域平均では、1946年の統計開始以降、東日本太平洋側では2位、東日本日本海側では3位の少ない記録となった。一方、北日本では、北海道は日照時間が多かったが、東北地方はかなり少なかった。
  • 全国で気温が高かった
    日本付近で高気圧が強く寒気が入りにくかったことから、全国で気温が高かった。

本文

1 概況
 日本付近で高気圧が強く寒気が入りにくかったことから、全国で気温が高かった。また、上旬後半から中旬にかけて、前線が平年に比べ北上し本州南岸付近に停滞することが多かったため、東日本と西日本では、天気がぐずつき、多雨となり、日照時間はかなり少なかった。日照時間平年比の地域平均では、1946年の統計開始以降、東日本太平洋側では2位、東日本日本海側では3位の少ない記録となった。一方、北日本では、北海道を中心に高気圧に覆われやすく、晴れの日が多かったが、月末には日本海を東進した寒冷低気圧の影響で、大雨となった。
 沖縄地方は14日ごろ(平年より6日遅い)、奄美地方は13日ごろ(平年より3日遅い)、九州南部は26日ごろ(平年より3日早い)に梅雨入りした。
 
2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値
(1)平均気温
 月平均気温は、全国で高く、特に南西諸島ではかなり高かった。北海道のオホーツク海側と、九州南部から南西諸島にかけては、平年を1℃以上上回ったところがあった。  
(2)降水量
 月降水量は、北日本の日本海側では平年並だったが、そのほかの地域では多かった。西日本の一部では平年の170%以上となり、高知では5月の月降水量の最大値を更新した。  
(3)日照時間
 月間日照時間は、北海道では多かったが、そのほかの地域では少なく、東北地方から九州にかけてはかなり少なかった。北海道を除いて平年の80%未満のところが多く、特に九州南部では平年の60%未満のところがあった。白河(福島県)、新潟、千葉、四日市(三重県)など6地点で5月の月間日照時間の最小値を更新した。  

問い合わせ先

気象庁観測部観測課統計室
電話03-3212-8341(内線)4154
気象庁地球環境・海洋部気候情報課
電話03-3212-8341(内線)3154

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