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2月の天候

報道発表日

平成18年3月1日

概要

2006年(平成18年)2月の天候の特徴は以下のとおりです。

  • 気温の変動が大きく、上旬は低温、中旬以降は高温 上旬は非常に強い寒気が流れ込んで西日本を除き低温となり、日本海側の地方を中心に大雪となる日があった。しかし、中旬以降は低気圧が日本の北を周期的に通過したため、南から暖かい空気が流れ込んで気温の高い日が多かった。
  • 太平洋側を中心に降水量が多く、日照時間が少ない 上旬は低気圧が本州南岸を通過し、中旬以降は日本の南海上に前線が停滞しやすかったため、太平洋側の地方を中心に曇りや雨の日が多く、大雨となる日もあった。

本文

1 概況
 気温の変動が大きく、低気圧や前線の影響で曇りや雨または雪の日が多かった。
 上旬は、低気圧が本州南岸を周期的に通過し、低気圧の通過後は上空に非常に強い寒気が流れ込んだ。このため、日本海側の地方を中心に大雪となる日があり、太平洋側の地方や伊豆諸島でも積雪となる等、気温の低い日が多かった。しかし、中旬以降は低気圧が日本の北を周期的に通過したため、南から暖かい空気が流れ込んで気温の高い日が多く、15日は記録的な高温となる所もあった。
 また、上旬は低気圧が本州南岸を通過し、中旬以降は日本の南海上に前線が停滞しやすかったため、太平洋側の地方を中心に曇りや雨の日が多かった。特に、低気圧が発達しながら通過した1日は東日本太平洋側で、26日は太平洋側で大雨となる所があった。
 
2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値
(1)平均気温
 月平均気温は、北日本では平年並だったが、そのほかの地域では高かった。北海道の一部や、東・西日本の一部では平年を1℃以上上回ったところがあった。  
(2)降水量
  月降水量は、東日本から西日本にかけての太平洋側を中心に多く、平年の200%以上となったところがあった。一方、東日本の日本海側では少なく、平年の60%未満となったところがあった。南西諸島では平年並だった。
(3)日照時間
 月間日照時間は、東日本の日本海側と南西諸島では平年並だったが、そのほかは少なかった。特に、北日本から東日本にかけての太平洋側ではかなり少なかった。
(4)降雪・積雪
 降雪の深さの月合計は、山沿いで平年並だったほかは、全国的に少なかった。月最深積雪は北日本と東日本の山沿いで多かったほかは平年並ないしは少なかった。

問い合わせ先

気象庁観測部観測課統計室
電話03-3212-8341(内線)4154
気象庁地球環境・海洋部気候情報課
電話03-3212-8341(内線)3154

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