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1月の天候

報道発表日

平成18年2月1日

概要

2006年(平成18年)1月の天候の特徴は以下のとおりです。

  • 上旬は12月に引き続き低温となるが、中旬は東日本以西で高温
     上旬は強い寒気の影響を受け、全国的に低温となったが、その後は寒暖の変動が大きかった。月平均気温は北・東日本では低温となり、西日本では平年並、南西諸島では高温となった。
  • 上旬は全国的に大雪となり、1月の月最深積雪は全国的に多かった
     上旬は強い冬型の気圧配置となりやすく、日本海側では大雪となった。月最深積雪の値は、昨年12月からの積雪を引き継ぎ、全国的に大きかった。
  • 東・西日本太平洋側と南西諸島で降水量が多く、21日に関東地方平野部で大雪
     中旬以降、発達した低気圧が本州南岸を通過しやすく、東・西日本太平洋側と南西諸島で降水量が多かった。21日に本州南岸を東進した低気圧の影響で、関東地方平野部を中心に大雪となった。

本文

1 概況
 上旬は冬型の気圧配置が強く、全国的に強い寒気の影響を受けて低温となったが、中旬前半には日本海や本州南岸の低気圧が通過し、東日本以西を中心に高温となるなど、寒暖の変動が大きかった。中旬後半から下旬前半にかけては再び冬型の気圧配置が強まり、北・東日本を中心に寒気の影響を受けたため、月平均気温は北・東日本では低温となったが、西日本では平年並、南西諸島では高温となった。
 上旬は強い冬型の気圧配置となり、日本海側を中心に大雪となったが、中旬以降は低気圧が本州南岸を通過しやすくなったため、東・西日本太平洋側と南西諸島では、月降水量が多かった。21日に本州南岸を東進した低気圧の影響で、関東地方平野部を中心に大雪となった。  
2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値
(1)平均気温
 全国的に気温の変動が大きかった。1月の平均気温は、北日本と東日本では低く、平年を1℃以上下回ったところがあった。一方、西日本では平年並、南西諸島で高かった。  
(2)降水量
  1月の降水量は、東日本の日本海側でかなり少なく、北日本では少なかった。北見枝幸、雄武(以上、北海道)、むつ(青森県)、相川(新潟県)、新潟で1月の月降水量の最小値を更新した。一方、東日本と西日本の太平洋側、および南西諸島では多く、関東甲信地方と九州南部地方の一部では平年の170%以上となった。  
(3)日照時間
 1月の日照時間は、北日本の日本海側で少なく、一部で平年の40%未満となった。小樽(北海道)では1月の月間日照時間の最小値を更新した。また、東日本の太平洋側と南西諸島も少なく、そのほかは平年並だった。  
(4)降雪・積雪
 昨年12月に引き続き、上旬は各地で大雪となった。中旬以降も、一部山沿いの地域では降雪が多く、また21日に本州南岸を通過した低気圧の影響により関東地方平野部を中心に平年より多くの降雪があった。それ以外の地域では中旬以降、降雪は平年並または少なくなった。  この結果、降雪の深さの月合計は、一部山沿いの地域及び関東地方の一部を除いて、全国的に平年並または少なかった。一方、月最深積雪の値は、昨年12月からの積雪を引き継ぎ、全国的に大きかった。深浦(青森県)では1月の月最深積雪の最大値を更新した。

問い合わせ先

気象庁観測部観測課統計室
電話 03-3212-8341(内線)4154
気象庁地球環境・海洋部気候情報課
電話 03-3212-8341(内線)3154

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