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6月の天候

報道発表日

平成17年7月1日

概要

2005年(平成17年)6月の天候の特徴は以下のとおりです。

  • 西日本と北・東日本太平洋側で少雨となり、岡山、高松、徳島、福岡など29地点で6月の月降水量の最小値を更新した。西日本の地域平均降水量は、統計開始(1946年)以来第1位の少雨となった。
  • 北・東・西日本で高温となり、京都、広島、岡山、高松、福岡など38地点で月平均気温の高い記録を更新した。西日本の地域平均気温は、統計開始(1946年)以来第1位の高温となった。
  • 南西諸島で中旬から下旬中頃まで大雨の日が続き、那覇、名護など4地点で6月の月降水量の多い記録を更新するなど、統計開始(1946年)以来第1位の多雨となった。また、下旬後半には北陸地方で活発な梅雨前線の影響を受け大雨となった。
  • 南西諸島を除く地方の梅雨入りは平年に比べ遅く、特に北陸地方と東北北部では平年より2週間以上遅い6月27日頃、梅雨入りした。

本文

1 概況
 梅雨前線は本州南岸から日本の南海上に位置することが多く、南西諸島を除く地方の梅雨入りは平年に比べ遅かった。特に、北陸地方と東北北部では平年に比べ2週間以上遅かった。また、オホーツク海高気圧や移動性高気圧縁辺からの冷たい北東気流の影響は一時的で、北・東日本太平洋側の沿岸部を中心に気温の低い日がある程度だった。このため、北・東・西日本では晴れて気温の高い日が多く、西日本を中心に記録的な少雨となった。一方、梅雨前線が停滞することが多かった南西諸島では中旬以降大雨の日が続き記録的な多雨となり、下旬後半に活発な梅雨前線のかかった北陸地方や東北南部でも大雨となった。

2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値
(1)平均気温
 月平均気温は、南西諸島では平年並だったが、北日本で高く、東日本と西日本ではかなり高かった。北日本から西日本の所々で平年を2℃以上上回り、京都、広島、岡山、高松、福岡など38地点で6月の月平均気温の最高値を更新したほか、9地点でタイ記録となった。
(2)降水量
 月降水量は、北日本から東日本にかけての日本海側では平年並だったが、東日本の太平洋側では少なく、北日本の太平洋側と西日本ではかなり少なかった。宇都宮(栃木県)、津(三重県)、岡山、高松、徳島、福岡など29地点で6月の月降水量の最小値を更新した。一方、南西諸島ではかなり多く、沖永良部(鹿児島県)、那覇、名護、西表島(以上、沖縄県)では6月の月降水量の最大値を更新した。
(3)日照時間
 月間日照時間は、東日本では平年並だったが、北日本と西日本では多く、特に、北海道と九州地方の一部では、平年の140%以上となった。一方、南西諸島ではかなり少なく、全ての地点で平年の80%未満となった。

問い合わせ先

気象庁観測部観測課統計室
電話03-3212-8341(内線)4154
気象庁地球環境・海洋部気候情報課
電話03-3212-8341(内線)3154

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