5月の天候
報道発表日
平成17年6月1日
概要
2005年(平成17年)5月の天候の特徴は以下のとおりです。
- オホーツク海高気圧や低気圧通過後の寒気の影響で、月平均気温は北日本では1996年以来9年ぶりの低温、東日本では1993年以来12年ぶりの低温となった。また、西日本では1996年から10年連続の高温、南西諸島では2002年から4年連続の高温となった。
- 移動性高気圧に覆われて晴れる日が多かったため、東日本と西日本では少雨・多照となった。徳島、山口など西日本の5地点で月間日照時間の多い記録を更新した。
本文
1 概況
低気圧が数日の周期で通過したが、北日本を通過することが多かった。東日本と西日本では移動性高気圧に覆われて晴れる日が多かったため、少雨・多照となった。オホーツク海高気圧や低気圧通過後の寒気の影響を受けたため、北日本と東日本を中心に低温となった。南西諸島は、前線の影響で曇りや雨の日が多かった。
2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値
(1)平均気温
月平均気温は、北日本でかなり低く、東日本では低かった。一方、西日本と南西諸島では高かった。北海道では平年を2℃以上下回ったところがあった。
(2)降水量
月降水量は、北日本日本海側では平年並だったが、そのほかは全国的に少なく、東日本の日本海側ではかなり少なかった。東・西日本の一部では平年の40%未満となったところがあった。
(3)日照時間
月間日照時間は、北日本と南西諸島で少なく、東日本では多かった。西日本ではかなり多く、平年の120%以上となったところが多かった。呉(広島県)、洲本(兵庫県)、山口、徳島、日田(大分県)で5月の月間日照時間の最大値を更新した。
問い合わせ先
気象庁観測部観測課統計室
電話03-3212-8341(内線)4154
気象庁気候・海洋気象部気候情報課
電話03-3212-8341(内線)3154