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4月の天候

報道発表日

平成17年5月2日

概要

2005年(平成17年)4月の天候の特徴は以下のとおりです。

  • 東日本や西日本は、移動性高気圧に覆われ、高温・少雨・多照となり、西日本を中心に高松、鹿児島など12地点で月降水量の最小値、鳥取など6地点で月間日照時間の最大値を更新した。
  • 北日本では低気圧が通過することが多く、日本海側では曇りや雨または雪の日が多く、札幌では月間日照時間の最小値を更新した。

本文

1 概況
 全国的に天気は数日の周期で変化した。東日本や西日本では天気の崩れは小さく、移動性高気圧に覆われ、高温・少雨・多照となり、西日本を中心に記録的な少雨・多照となるところがあった。また、南高北低の気圧配置となり、上旬にも真夏日となるところがあった。一方、北日本では低気圧が通過することが多く、日本海側では曇りや雨または雪の日が多く、記録的寡照となるところがあった。また、低気圧の通過後には寒気が入り、北海道では下旬に積雪となるところがあり、南西諸島も上旬や中旬に寒気の影響を受けやすかった。

2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値
(1)平均気温
 月平均気温は、東日本と西日本では高く、北日本と南西諸島は平年並だった。西日本では、平年を1℃以上上回ったところが多かった。
(2)降水量
 月降水量は、全国的に少なく、東日本の日本海側と西日本ではかなり少なかった。西日本では平年の40%未満となったところが多く、米子(鳥取県)、高松、鹿児島など12地点で4月の月降水量の最小値を更新した。
(3)日照時間
 月間日照時間は、東日本と西日本でかなり多かった。北日本では、日本海側で少なく太平洋側で多かった。また、南西諸島では平年並だった。東日本から西日本にかけては、平年の120%以上となったところが多く、鳥取、都城(宮崎県)など6地点で4月の月間日照時間の最大値を更新した。一方、札幌では月間日照時間の最小値を更新した。
(4)降雪・積雪
 降雪の深さ月合計は平年並か少なかったが、月最深積雪は3月までの積雪の状態を反映し、日本海側などの一部で多くなった。

問い合わせ先

気象庁観測部観測課統計室
電話03-3212-8341(内線)4154
気象庁気候・海洋気象部気候情報課
電話03-3212-8341(内線)3154

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