台風第18号について(9月16日14時00分)
報道発表日
平成29年9月16日
本文
<概要> 大型で強い台風第18号がゆっくりした速度で九州に接近しており、17日朝には九州に上陸し、17日から18日にかけて速度を速めて日本列島に沿って北上する見込みです。上陸後も強い勢力で北上するため、西日本から東日本・北日本にかけての広い範囲で大荒れとなり、大雨や暴風、高潮、高波などによる重大な災害が発生するおそれがあります。
<大雨> 九州南部では前線の活動が活発となって大雨となっています。台風の接近に伴い前線が北上し、16日は西日本から東日本の太平洋側を中心に大雨となる見込みです。17日から18日は台風の北上に伴い、台風を取り巻く発達した雨雲もかかるため、西日本から東日本・北日本の広い範囲で非常に激しい雨が降り、局地的には猛烈な雨が降り大雨となる見込みです。土砂災害、河川の増水や氾濫、低地の浸水に厳重に警戒してください。
<暴風・高波> 台風の中心付近では猛烈な風が吹いています。台風の接近に伴い、16日夜には九州、17日は西日本と東日本、18日は東日本と北日本の広い範囲で非常に強い風が吹き、猛烈な風が吹く所がある見込みです。海はうねりを伴い大しけとなり、九州では猛烈なしけとなる見込みです。暴風や高波に厳重に警戒してください。
<高潮> 大潮の時期のため潮位が高くなっています。台風の進路にあたる湾・沿岸では、台風が接近する時間帯や満潮時間帯を中心に高潮に警戒してください。
<竜巻・突風> 竜巻などの激しい突風は台風から離れた場所でも発生しますので、十分注意してください。
<台風接近に備えての留意事項>
台風の速度が次第に速くなることから、台風の進路にあたる地域では急に雨や風が強まりますので、各地気象台の発表する警報・注意報など気象情報に留意するとともに、市町村の避難勧告等に注意してください。
大雨による土砂災害、洪水、低い土地の浸水をはじめ、暴風、高波、高潮など、自分のいる場所ではどのような災害が起こりやすいのかを予め確認し、明るいうちに安全な場所に移動するなど、雨や風が強まる前に早め早めの安全確保をお願いします。
雨や風が強い間は屋外での作業や不要な外出は控え、海岸や増水した河川・用水路など危険な場所には絶対に近づかないようお願いします。
最新の情報を利用し、身を守る行動をお願いします。
(気象庁HP: http://www.jma.go.jp/jma/index.html)
【本報道発表に関するお問い合わせ】
気象庁予報部予報課 03-3211-8303
資料全文
最新の気象情報
- 気象警報・注意報(大雨,洪水,暴風(雪),波浪,高潮,大雪などによる、災害のおそれを警告・注意する)
- 危険度分布(どこで土砂災害、浸水害、洪水害の危険度が高まると予測されているかを地図上で表示)
- 各地の気象情報(気象概況や大雨の見通し)
- 台風情報(台風の位置・強さ・速度などの解析・予報、大雨や暴風の見通し)
- 指定河川洪水予報(国や都道府県の管理する主な河川のはん濫の危険度を予測)
- 土砂災害警戒情報(避難勧告等の応急対応が必要な土砂災害への警戒を呼びかける)
- 最新の気象データ
高解像度降水ナウキャスト レーダー・ナウキャスト 解析雨量・降水短時間予報
降水の状況(観測データ) 風の状況(観測データ) 衛星画像
このサイトには、Adobe社Adobe Readerが必要なページがあります。
お持ちでない方は左のアイコンよりダウンロードをお願いいたします。