平成28年11月の地震活動及び火山活動について
報道発表日
平成28年12月8日
概要
平成28年11月の地震活動及び火山活動について解説します。
本文
- 地震活動
- 全国の地震活動
11 月 22 日に福島県沖で M7.4 の地震(最大震度5弱)がありました。地震活動は減衰傾向がみられますが、継続しています。この地震により、最大 144cm の津波を観測しています。
「平成 28 年(2016 年)熊本地震」の活動は、全体として引き続き減衰傾向がみられますが、活動は継続しています。
10 月 21 日の鳥取県中部の地震(M6.6、最大震度6弱)による地震活動は、減衰傾向ですが活動は継続しています。
全国で震度3以上を観測した地震の回数は 26 回、日本及びその周辺における M4.0 以上の地震の回数は 192 回でした。
- 全国の地震活動
阿蘇山では、中岳第一火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
桜島では、昭和火口及び南岳山頂火口から概ね2kmの範囲で、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
口永良部島では、新岳火口から概ね2kmの範囲で、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。向江浜地区から新岳の南西にかけての火口から海岸までの範囲では、火砕流に警戒してください。
草津白根山では、湯釜火口から概ね1kmの範囲で、小規模な噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
浅間山では、山頂火口から概ね2kmの範囲で、弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
御嶽山では、火口から概ね1kmの範囲で、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください
霧島山(新燃岳)では、火口から概ね1kmの範囲で、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
諏訪之瀬島では、火口から概ね1kmの範囲で、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
日光白根山及び霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)では、12月6日(期間外)に噴火警戒レベルの運用を開始し、同日に噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)を発表しました。
その他の火山の活動状況に特段の変化はありません。
問い合わせ先
地震:地震火山部管理課 電話 03-3212-8341(内線 4581)
火山:地震火山部火山課 電話 03-3212-8341(内線 4538)
資料全文
- 平成28年11月の地震活動及び火山活動について[PDF形式: 813KB]
- 別紙1(日本の主な地震活動)[PDF形式: 1,225KB]
- 別紙1参考(日本の主な地震活動の参考資料)[PDF形式: 969KB]
- 別紙2(世界の主な地震活動)[PDF形式: 1,693KB]
- 別紙3(日本の主な火山活動)[PDF形式: 431KB]
- 別紙4(世界の主な火山活動)[PDF形式: 949KB]
※「東北地方の主な地震活動」18枚目の図5-2の右上の凡例を訂正しました。(平成28年12月8日)
※「東北地方の主な地震活動」20枚目の本文と図7-1を以下のように訂正しました。
誤:小渕浜漁港 → 正:小淵漁港(平成28年12月8日)
誤:表浜漁港 → 正:表浜港(平成28年12月13日)
※「別紙3(日本の主な火山活動)」2枚目の表1内の「活火山であることに留意」の該当火山を以下のように訂正しました。
誤:霧島山(新燃岳、御鉢以外) → 正:霧島山(新燃岳、御鉢及びえびの高原(硫黄山)周辺以外)(平成28年12月8日)
参考資料
国土地理院のGNSSによる地殻変動観測については、 国土地理院ホームページの記者発表資料 を参照ください。